さて東南アジアの国々を多く訪れるようになって有難いことが一つあります。
「どこに行っても必ず歓迎される!」
これはなぜでしょう。
それは私が美脚の持ち主、絶世の美女だからです。
いや、絶対に違います。
それは、日本のNGOがどこどこの町の排水設備に投資をして町で翌年から洪水が激減したから。それは、戦争で破壊されて長年放置されていた橋が日本の援助で修復されたから。それは、国民が頻用する国道が日本政府の援助で舗装されたから。
おそらく日本という国に対するイメージが非常にポジティブなものなのだと思います。
日本の政府は多くのODA(政府開発援助)で東南アジア諸国の国民の生活向上安定に貢献しています。日本政府はそれぞれの国で国民生活の基盤となるinfrastructureを提供しているから、どこを訪れても「現代の日本人」に対するイメージがすごくよいのです。どこどこの国は私腹を肥やすためだけに東南アジアに投資しているというイメージを持たれているのとは逆に、日本は「残るもの」「残る技術」を置いていくので有難がたがられる。
さらに、どこに行っても日本食ブームだし、Royceのチョコレートを手土産に持参すると大変喜ばれる。みなさんにとって、日本といえば洗練された美しさ、職人技、伝統芸能、壊れない車、面白いコミック、楽しいゲーム、先端のテクノロジー。よいイメージばかり。
私は各国のみなさんが持っている日本に対するよいイメージを壊さないようにハラハラドキドキしながら毎度毎度訪れます。
そこで少し気を遣うのが人前での飲酒。
海外出張で仕事が終わった夜にみんなで飲むビールがうまい....のですが、なかなかそうはいきません。
以前にも書いたようにそもそも宗教上飲酒しない国(ブルネイ、マレーシア、インドネシア、モルディブ)などでは簡単にビールを頼めない場合があります。狭い国土内どこを探しても私にはビールが見つけ出せなかったブルネイ。またマレーシアやインドネシアなどはレストランにお酒は置いていますが、そこで気にしないといけないのが、同席している人が「イスラム教徒でもお酒は飲むのだろうか」ということ。イスラム教徒の方でも「度合い」があるようで、「飲酒可」の人もいます。しかしどうやらイスラム教徒同士でも特に仲良しさんでない場合はお互い気を遣い合ってお酒は飲みにくいようです(ネガティブな言い方をすると、信用できない相手だと、自分が飲酒していることを言いつけられると感じるみたいです)。
また、ミャンマー、カンボジア、ラオスなどの仏教国ではお酒は豊富にありますが、まだまだ飲まない女性が多い!そこで一人日本人女性ががぶがぶ飲んでいたら少しイメージ悪いかもしれませんね。したがって自然と人前で飲む量も減ります(ポイント:まったく飲まないわけではない笑)。
ということで、最近旅のお供となったのがこれ。100ccずつ小分けされたイタリアンワイン。赤ワイン2種、白ワイン2種。ワイングラス不要(直接飲める)。私はフランスワインよりもイタリアンワインのほうが好きなので、ちょうどよい☆
SGD7.決して安くはないけど、持ち運び簡単で重宝しています |