10.03.2012

Incentivizing

仲良し兄弟で知られている我が家の長男次男。お互いに頼り合っていて可愛いときは本当に可愛いお二人さんです。新学年が始まってまだあまり仲良しの友人がいない弟くんは、お昼休み中お友達に囲まれているお兄ちゃんを探して一緒にランチタイムを過ごすそうです。
お兄ちゃんが見つからないときは休憩時間を一人で過ごすとか。現在弟くんの目標は同学年の子に「一緒に遊ぼう」と言う勇気を出すことです。
さてさてそんな弟くんですが、家ではお兄ちゃんに対してものすごく暴力的。殴る、蹴る、つねる、髪の毛を引張る(だいたいはお兄ちゃんが何かいじわるをした後)。お兄ちゃんはほとんどやり返しません。
どんな争いもそうですが、悪いのはお互いさま。どうしたら私が不在中でも効率よく弟くんの暴力とお兄ちゃんのいじわるを減らせるか。
そこで考えた攻略方法。月に20枚のシンガポール1ドル硬貨を用意します。写真のように1枚ずつ紙に貼って見やすい所に置きます。

ルールは簡単。
1.     弟くんが殴る、蹴る、つねる、髪の毛を引張るなどの暴力行為を働いた場合は、硬貨を1枚没収。この場合、必ず本人の目の前で1枚没収します。
2.     月末に残っている枚数分のお小遣いをあげます。写真でいうと、今日が月末ならば19ドルもらえる計算に。弟くんはお金が大好きなので大喜び。
3.     さて、お兄ちゃんはどうするのか。お兄ちゃんには弟くんと同じ金額を月末に渡します。
このように、悪いのはお互い様なので、暴力行為を誘発するような言動を発したお兄ちゃんにも同じ金額を渡すことによってこのような言動自体減るのではないかという計算です。
この新攻略法。先週お試し期間10日間として10ドルから開始してみました。すると最後には7ドル残り、二人とも大喜び。こちらの印象としては暴力行為、誘発言動は減り、徐々にうちの中に平和が戻ってきたような感じ。10月から本格スタートしましたが、今後どうなるのか楽しみです。

9.24.2012

アジア諸国発達度指標(その2)

昨日の続き。

ウェーターが待機しているときのテーブルからの距離
インドネシアや中国で私はレストランのスタッフに「観察」されながら食事をしていました。ウェーターはほとんど距離をとらず、しかもこちらを向いてこちらの次の指示を待っています。きっと先に述べた皿を下げる早さの一要因としてウェーターとテーブルとの間の距離の短さが関係していると思われます。

食べているところをあまりじっと見られたくない私はとにかくこのような状況では食べるのが早いこと!食事した気がしません。

その国民性におけるパーソナルスペースのコンセプトの違いもあるでしょうが、「程よい」距離から見守っていて欲しいと毎回思うのです。

ビル内の温度
高温多湿の東南アジアですが、屋内はクーラーが効いているので助かります。しかし、このクーラーの設定温度(体感温度的にはおそらく18度)が問題。外から屋内に入ったときに一瞬は屋内の心地よさが有難いのですが、その中で一日中デスクワークすることを想像してみてください。これは地獄です。仕事を始めて翌日にはフリースのひざ掛けと秋物のコートを職場に常備するようになりました。そのうちひざ掛けを2枚用意して膝と腰を温めるようになりました。仕事中は温かい飲み物を飲まないと寒いのでガブガブと利尿作用抜群の紅茶を飲んでいると自然とトイレが近くなってしまいます。仕事がはかどらない.....

便器の湿潤度
東南アジアに住んでいると、濡れている便器に遭遇することは日常茶飯事です。さてここで一つ言っておかなくてはならないのは、イスラム系の国では用を足した後にトイレットペーパーではなく、備え付けのホースで衛星を保つので、トイレの便器や床が濡れる確率は自然と高くなります。

言うまでもなく様々な「要素」によって便器というのは濡れるのですが、ここではあくまで「水」に注目したいと思います。
  1. イスラム系の国ではそのホースを使用した後も特に便器を拭くことはしない(ようです)
  2. ベトナムで滞在したホテルでは「ナニ」を流すためにものすごい水圧を要したらしく、普通に流すだけで便器が濡れた
  3. お掃除のおばさんがトイレ掃除をした後に便器がすごく濡れている。放水した後は拭かないらしい
  4. (おまけ)シンガポールで購入した消臭剤を使用すると自分と床と便器が濡れる
ということでこちらに移住してからトイレを使用するにあたっていくつか注意するようになったこと。
  • 使用前に必ず便器を念入りに拭く
  • デパートで洋服を購入する際、パンツ丈は通常よりも2-3cm短く仕立ててもらう
  • ハイヒールを履くようになった
あぁ、またトイレの話になってしまった。フランス時代のブログも犬の○ンの話ばかりだったなぁ。きっと私の思考はそういう方向を向いているのだろうなぁ。

9.23.2012

アジア諸国発達度指標(その1)

さてシンガポールに移住してもうすぐ2年になります。仕事や旅行で東南アジアや中国に行く機会が多々あり、最近自分の中でアジア諸国の格付け基準があることに気付きました。GDPや経済成長率など難しい基準でアジア諸国のランキングを出すことはもちろん可能です。しかし、もっと各国の日常生活に即したパラメーターを今日ここで紹介します。

砂糖顆粒の大きさ

熱い紅茶を飲むのが私の毎朝の習慣です。どの国でもホテルの朝食ビュッフェでテーブルに置かれているシュガーのパックに注目してみましょう。インドネシアやベトナムでは砂糖の顆粒がとにかく大きい!お箸のコンテストで熟練度を競うときに使用されそうな大きさです。何度もかき混ぜないとなかなか溶けてくれません。本当に溶けにくい場合は諦めてそのまま飲みます。中国やブルネイ王国ではやっとその顆粒がもう少し小さくなります。シンガポールではサラサラのいわゆる上白糖となり、先進国日本では砂糖がガムシロップという世紀の大発見(?)に成り変わります。

食べ終わってからお皿が片付けられるまでの時間
どうやら東南アジアのウェーターにとって、客が箸を置くと、それが「一休み」なのか「ごちそうさま」なのかの判断が難しいらしいです。あるいは食べ終えた皿はいち早く下げるのがホスピタリティなのか。

日本から遊びにきていたお友達とシンガポールのFullerton Hotelでチキンライス+オニオングラタンスープをいただいているときのこと。スープをとにかく下げたいウェーターと友人との間で激しいバトルが繰り広げられました。既に2回下げにきたウェーターを2回とも制止しているのに、一瞬スプーンを置いた直後にまた「下げてもよろしいでしょうか」と聞かれたとき(3回目)、友人はついに諦めて「.....どうぞ.....」と相手のしつこさに負けていました。

ベトナム、インドネシア、中国辺りもとにかくお皿を下げるのが早い。お皿の上に何か残っていてもお構いなし。こちらが気をつけていないと普通に下げられてしまいます。かなりハラハラドキドキの食事体験、油断はできません。これらの国では「余韻」というコンセプトが欠如しています。



明日に続く(バイリンガルシリーズいつか復活します)。

9.20.2012

信じられないシンガポール

シンガポールに住んでいると、地球上にこんな楽園があったのか!と好意的に考えることが9割、そして不思議な場面に遭遇すること1割。本日はその1割を紹介します。

用を足しながら会話続行
仕事中にトイレで知り合いに遭遇することがあっても、トイレの個室に入った途端に日本人であれば会話は中断します(男性は知らないケド、少なくとも女性は会話ストップ)。しかしそこは効率の良いシンガポール人の国民性。排尿・排便中も時間がもったいないのでしょう、その時間も会話続行。私もたまに会話続行を暗に強制されると非常に、非常に困ります。一方で「じょ~」と言わせながら、もう一方で通常通りの会話....ってみなさんできますか?

公共交通機関ではパーソナルスペースが広くなる
ラッシュアワー中の東京のバスや電車の中を想像してみてください。知らないおじさんの背中に体を押し付けられながら、自分の背中には知らない誰かさんのかばんや%&*$などが押し付けられている状態。電車に乗ろうとしている人がいれば自然と車内の奥のほうに移動します。

シンガポール人、普段はパーソナルスペースの感覚が日本人よりも狭く、結構な距離まで迫ってくる国民性です。列に並んでいると、中国人ほどではないにしろ、後ろから押される感覚をたまに味わいます。

日本ではとりあえずバスに乗ろうとしているお客さんは全員乗せてあげようという暗黙の了解があるので、乗ろうとしているのに乗れなかったという経験はあまりなかったように思えます。ところがシンガポール人、混み合っているバスや電車ではパーソナルスペースが広くなるようで。なかなかバスや電車の奥まで進んでくれません。更に運転手自身も「満員だ!」と判断した瞬間に、まだ乗ろうとしている人がいても強引にドアを閉めてしまいます。

まだまだたくさんの人が入りそうなバスのドアが、急いでいるとき限って、目の前で強引に閉まるときにちょっとカチンとくる私です。

全身麻酔から覚醒直後に食事許可
5月に次男が良性腫瘤摘出のため全身麻酔下で手術をしました。私も初めて親として手術室前で待機する気分を味わいました(以前は手術室内で親を待たせているほうだった)。

さて無事手術終了、病室に戻ってきたときに、いきなり看護婦さんに「少しずつ水を飲ませても大丈夫です」と言われたことに驚きました。日本では全身麻酔後しばらく飲食禁止です。そして2-3時間経過してから看護婦さんが聴診器でお腹の音を確認し、まずは水や麦茶から始めます。食事もおかゆなどから始まって徐々に普通食となります。しかし、シンガポールでは水は許可されるわ、食事は普通の中華料理が出てくるわで、驚きの連続。

しかし驚きつつも「ちょっと面白いな」と思った私は言われた通りに次男に水を飲ませて、出された食事を食べさせてみました。興味半分。人体実験。

しばらくしてから見事にすべて嘔吐。あぁ、やっぱり私が受けた日本での臨床医療教育は間違っていなかった....と確信した瞬間でした。


次回はシンガポールを持ち上げるようなエントリーをしなければ(笑)。

9.17.2012

バイリンガリズム8~現実~

さて、「バイリンガルに育てる生活 ~現実編~」。

(正直言ってネタ書きに疲れて中休みが長引いているだけ)。
 
 フルタイムの学校(インターナショナルスクール)及び平日の放課後は週に何度か早稲田アカデミーに通っているお二人。週末は勉強三昧(といっても一日最長でも2時間程度)。

二人揃って「もうこれ以上勉強はイヤだ!」と週末はグレてテントで家出(実際はリビングルームにテントを張っている)。寝ているときはズボンに手を入れてこっちのイライラを際立たせる。

 
意志の弱い親はご褒美としてたまに子供にオモチャを買い与え、勉強をする気にさせる。現在は年に二度の試験結果待ち。国語算数合わせて140点以上だったらまた何か買わされることになる。
そして親はもうこれ以上子供の勉強に付き合えない!となると、週末は昼間からプールサイドでお酒に溺れる。

さてそろそろちゃんと書こうかな.....

9.15.2012

バイリンガリズム7~現地校(中学・高校)~

今回はバイリンガリズムとはほぼ無関係。

私がアメリカの公立中学・高校に通っていて一番気に入った点は、一日6限あるうち、全部選択制だったということです。数学1時限、国語1時限、体育1時限、社会1時限、理科1時限、外国語1時限などとおおまかに科目は決まっているのですが、その中で体育以外は選択肢がとにかく多い!

中学1年生のときの話を例に挙げます。

例1(数学):年度初めに算数のテストを受けました。点数のよい生徒はいきなり中学2年生の授業を受けることになりました。私は一学年上のお兄さんやお姉さんたちと一緒に自分のレベルに合った授業を楽しく受けました。ちなみに、そうすると高校3年生に入ったときに学校で受けることができる数学がなくなりますよね。なので高3のときは数学を受けなくてもよくなるのですが、私は地元の大学に行って夜間授業で数学を受けていました。
例2(フランス語):外国語はフランス語とスペイン語から選ぶことができました。南カリフォルニアはメキシコが近接しているため、ほとんどの生徒がスペイン語を選ぶ中、私はフランス語を選択しました。これは結局生涯一番好きな科目となり、高校までの6年間+短期留学2回+INSEAD留学につながった選択でした。
例3(社会):社会は中1で全員受けなければならない授業だったのですが、これが2-3レベルに分かれていて本人が選択することができました。自分のレベルは自己申告制なので、学期初めは自分に合ったレベルを探し求めてクラスを変更する生徒がたまにいます。

日本では学校ごとに偏差値が違いますが、私が育った環境では一つの学校の中でかなり個々間の「偏差値」に差があったはずです。

日本ではあり得ないタイプの授業なのでここで紹介すると面白いもの。
  •  タイピング(パソコンのキーボードを打つ練習をする)
  • 運転免許学科授業
  • 社会学習(学校を1時間早退してアルバイトに出かける。この場合、ファーストフードなどのアルバイトでもよいのか、あるいはもっと知的な仕事でないといけなかったのか記憶にありません。
  • 高校の単位を取得できるのはもちろんのこと、年度末の試験で好成績をとったらそのまま大学の単位にもなるという優れものの授業。フランス語、化学、物理、数学、国語、社会、美術史などバラエティに富んでいる。
ちなみに、まじめな高校生だった私は高校3年生の頃には単位を結構揃えてあったので、高3の後半は一日4時限しか受けなくてもよい状態でした。日本でいうと大学のような雰囲気ですね。

ちょっと脱線しましたが、このような自由な環境のもとアメリカで教育を受けました。
次回バイリンガリズム、どのようなバイリンガルを目指すか?ということに言及します。
 

9.14.2012

21世紀的子育て

バイリンガリズム、少しお休みして最近私が馴染もうとしているiPadやパソコンに依存する生活について。

iPadもさることながら、パソコン自体なくてはならない今日この頃です。私のことを個人的に知っている方は私がいかにIT音痴かご存知だと思います。
  1. 本は文庫本が好き。iPadやKindleで読むなんてもってのほか。実際ページをめくる行為をしないと本を読んでいる気がしません。
  2. 頑張ってiPodに入れた音楽。3年前から更新していないのでずっと同じ音楽を聴いている。
  3. この度WindowsからAppleに乗り換えようという無謀な計画。Interfaceに慣れるまで個人レッスンに通わないといけないかもしれない。
  4. シンガポールのケーブルテレビ。どの番組が何時に流れているかいまだに分からないのでここ2年近くテレビを観ていない。
しかしこんな時代逆行型ママの子育てに物申すかのように,、子供たちの生活はどんどんハイテク化していく始末。

小学校4年生の宿題にインターネットが不可欠な件。
みなさんはいつごろから毎日メールをチェックする生活を始めましたか?私自身はおそらく20歳くらい。大学入学時に@u-tokyo.xx.xxなどというメールアドレスはもらいましたが、確か自分の家にパソコンを購入し、インターネット環境を整え、現在愛用している@hotmail.comのアドレスで頻回なメールのやりとりを始めたのはもっと後でした。

そんな親なのに。

子は7歳(昨学年度)にして学校からメールアドレスを与えられ、宿題はインターネットの掲示板や直接のメールで知らされ、そして多くの場合サイバー提出されます。授業の一環としてマックの使用を教わります。昨晩の宿題は彼自身のメルアドに送られ、メール中のYoutubeのリンクをクリックして2つの異なるパフォーマンスを鑑賞し、別のメールで送られてきたアンケート式の質問票に答え、それを送信して提出するものでした。

先生方も授業や宿題のIT化を歓迎していて、明らかなペーパーレス化が見受けられます。パソコンしか使用しない授業では困りますが、そこらへんは先生も心得ていて、ちゃんと紙の宿題も出ます。

中学に入るときにはマイノートがないとかなり厳しい世の中です。

iPadがあるといろいろと助かる件。
ずっと「反IT派」だった私もついにiPadを受け入れることにしました。外食をする際にiPadを与えておくと静かに待っていてくれるし、ケンカが減ります。ただし、リミットレスに使用させるとさすがに頭が悪くなりそうなので、友人に教えてもらったTimeLockというappで一日に一時間の使用に制限しています。これがなかなかの優れもので、一日のうちに親が設定した時間しかiPadが使用できなくなります。

落とし穴:TimeLockはiPadを消してくれるわけではない。そして最近発見した次男の行為。TimeLockのポップアップがしつこく3秒ごとに表示されるのに、さらにしつこく3秒ごとにそれを消しながらゲームを続ける彼。手ごわい.....

ITとうまく付き合うコツなどありましたら教えてください!