パラダイス・シンガポールを離れることに対してどんよりとしていた私を勇気づけたのは、シンガポールとバンコクの両方をよく知る(両方に住んだ経験をもつ)友人らでした。
驚いたことに両方を知る方の大半は「バンコクのほうがよい」と言うのです。バンコクからシンガポールに異動したドイツ人家族は、シンガポール滞在を短めに切り上げ、バンコクに戻っていきました。また、現在シンガポールに住んでいる友人でも「選べるのならシンガポールよりもバンコクに住みたい」と数人が言います。
私にとっては青天のへきれき的発言。「そっか、私はバンコクのよいところを見ようとしていない」ことに気付き、即方向修正。
よし、バンコクのほうがよいという友人らをちょっと信じてみよう。
私には見えないよい点がたくさんあるのかもしれない。シンガポールは見た目がきれいだから好きになるのにそんなに時間がかからなかったけど、もしかしたらバンコクは時間をかけたら好きになれる大都市なのかもしれない。
そこでまずすぐに始めたこと:タイ語レッスン。
タイと日本は似ていて、自国の言葉を非常に大切にしています。現地語を話さない外国人がタイや日本に住むことになったときに不便を感じることが多いと思います。一言も学ばずに駐在する方も多いと思いますが(実際に私の前任もそんな感じ)、私は現地語を学ぶことによってそこでの生活の楽しみ方が増え、かなり楽になると思うので、現地語を勉強するのは重要なことだと考えています。
ということで、バンコク派の友人らの言うことを信じることにして、バンコクでの生活は楽しいはずだと考えるようにし、昨年10月にタイ語レッスン開始。
まさに20年ぶりに学ぶ新言語。文字はへびみたい、しゃべるときは音をやたらと伸ばすし(国民性もあるのか?)、発音が難しい。
前途多難。
次回に続く。
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