12.05.2014

ADHD的な子供をもって(その3)

6. 時間の感覚がない
何をするにも遅い、朝が苦手。朝起きてもまったく朝の準備をしようとしない。最近彼自身も時間の感覚が欠如していることを自覚し始めたため、目覚まし時計はなんと午前5時台にセットして一時間以上ベッドの中で目覚ましを何度も鳴らしつつ目覚めることにしているようです。少しずつ時間の感覚が身についてきたようです。友達と遊んでいても門限までに帰れた例はないので、必ず友達(遊び相手)に「○時までに彼に帰るように言ってね」と伝えておきます。さらに、本人は時間の感覚がないので、人にせかされるのを嫌います。せかし過ぎると#7の状態になります。旅行などのために早朝に出発する日はホワイトボードにタイムラインを書き出し、前夜から彼がイメージトレーニングできるように努力しています。

7. 周囲の目を気にせず騒ぐ
公の場ではこれに一番困りました。9歳くらいまではいったんスイッチが入るとショッピングモールだろうと、学校の遠足中だろうと、タクシーの中だろうと、他人の目があろうとなかろうと大騒ぎ。学校遠足は途中で帰るように学校側から忠告を受けて遠足を終了せずに帰宅しました(先生方の手に追えなかった)。ショッピングモールやタクシーでもスイッチが入ると止まらないので、床に寝そべって地団駄。これはよく2歳児のお子さんだと目撃しますが、我が家では11歳現在もあります。ただし、最近は彼も自覚が生まれてきたようで、「はずかしい」行為は家族がいるときだけになってきました。

タクシーの中で気分を害し、後部座席で大騒ぎ
病院の帰りに気分を害し、床で大騒ぎ
8. 新しい環境になかなか慣れない
新しい環境に置かれるとなかなか落ち着きません。新しい環境に置かれるととりあえずその環境のものすべてを手にとって触ろうとします(初めて行くレストランの席など)。きっとこれは本人が新しい環境に慣れるための手段なのだと考えています。今回のバンコクへの引越しも彼はなかなか慣れず、結構気を遣います。

さてこのような状態の子供をどうやって「治療」したのか。

実は医療機関に通いました。続く。

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