5.09.2015

タイに住めるか住めないか(その8)

終わりが見えないこのシリーズ。5年後、10年後の自分に影響を及ぼすわけではないけど、日常的に小さなストレスを感じるここタイでの生活。アナタには果たして耐えられるのでしょうか。

今回はタイでの習い事について。我がインターナショナルスクールはアフタースクールのプログラムが充実していて、音楽からスポーツまで幅広く好みに合わせて選べるようになっています。もちろん有料で、タイだからといって決して安くはありませんが、学校で行われるので安心感があります。

音楽プログラムが非常に活発で、ピアノからフルートからサックスまで様々な楽器の個人レッスンを学校で受けられます。タイに来たばかりであまり知り合いがいない中、英語でレッスンが受けられるとあって、我が家は早速ピアノとサックスのレッスンに申し込みました。

さて、今から話が下り坂なのはもうご存知だと思います笑。ただ一つ言っておきたいのは、先生がたご自身はとてもラブリーでわりと優秀だということです。子供や音楽が好きなのがすぐに分かるほどで、私はその人間性をとても気に入っています。

ここから徐々に下り坂。

先生方のコンサートやらリサイタルやらやらでレッスンの予定はよく変わります。でもそんなことで怒ってはいけないタイ生活。レッスン代がとても高いので、一つでも失ってはいけないとケチる私は、頻繁に変わる予定をこまめに書き留めて先生に次のようなメールをします。「先生、来週金曜日にいらっしゃれないと聞きました。木曜日はいかがですか」とか。結局13回あるレッスンのうち、ピアノの4回はこのように先生の都合で振り替えました。この4回プラス先生の遅刻で予定がその日に変更になったりと、なかなか落ち着いてレッスンに臨めません。

さて先日のピアノのレッスン。

先生が遅刻したため、長男のレッスンが45分から15分になってしまいました。長男は予定の終了時間に他の用事を入れてあったため、どうしても15分で切り上げるほかありませんでした。先生は残りの30分をいつか別の機会にレッスンしてくれるとのこと。ま、いっか。

面白いのはここから。

長男くんのレッスンの後はいつも次男くんのレッスンが入っています。次男くんは30分レッスンの予定です。

その日すべてのレッスン終了後、先生から私のところに届いたメールを読んだときはすぐに意味が読み取れませんでした(英文)。

「今日は長男くんに15分しかレッスンをしてあげられなかったので、次男くんに予定の30分+長男くんの15分=45分間のレッスンを行いました。長男くんには残り15分どこかでレッスンを延長する予定です」

つまりは、長男くんのレッスンの残り時間の30分のうち15分を次男くんに(勝手に)譲渡したそうです。

ここで、みなさんはこの先生についてどう思いますか。

選択肢その1(もっともおおらか、アナタはすでにタイ生活上級者)
別にいいではないか。同じ家族なのだから。レッスン費の出所も同じだから。

選択肢その2(ややおおらか、アナタはタイ中級者)
遅刻や振替は許せるが、同じ家族とは言えども、個人レッスンなのだから、レッスン時間はしっかりとその個人(長男)に時間をあてがうべきだ。

選択肢その3(おおらかさなし。アナタはタイ初心者)
あり得ない。遅刻や振替が多い時点であり得ない。先生としての心構えを改めるべきだ。しかも、長男のレッスン時間を次男くんに譲渡するなんて考えられない。

私は選択肢3が一番しっくりくるくらいなので、まだまだ初心者です。

明日に続く。