3.31.2015

中学校説明会

先日学校で中学校カリキュラムの説明会がありました。来年度6年生になる長男くんは8月から「中学校」に上がります。

私が通ったアメリカの中学校のカリキュラム、実は公立学校ながら選択肢が多くて振り返ってみるとよい教育システムでした。中1から選択制となり、与えられた枠組みの中でみなそれぞれ好みの科目を選ぶことができました。また、同じ「国語」でも「普通レベル」と「上級レベル」に分かれていたので、自分の能力に沿ったクラスに入れました。数学に関しては「中1普通」と「中1上級」がありましたが、最初に選別テストを受けていきなり「中2上級」を受けることもできました(自慢ではありません、北米初等教育の数学のレベルが低すぎるだけ)。

私が中学校1年生のときの授業はどんなものだったのか。
1.中1国語上級
2.中2数学上級
3.中1社会上級
4.フランス語1(スペイン語も選択できた)
5.体育
6.コンピューター

長男くんの中学校の授業はどんなものになりそうなのか。
1.中1国語・社会複合科目
2.中1数学上級
3.音楽はコーラス、バンド、オーケストラの中から、選択制(サックスを吹きたいので、彼はバンドを選択)
4.フランス語1(スペイン語や中国語も選択できた)
5. 体育
6.中1理科
7.図工・ダンス・演劇
8.その他、ジャーナリズム、水泳、同級生に教える、同級生に教わる、お裁縫、卒業アルバム作成、地理、アメリカ史など実に様々な「科目」の中から好きなものを選ぶ選択授業もあり。

私のときよりも選択肢が多くて素敵なカリキュラムです。

バンドとフランス語はレベルによっては上級生と一緒のクラスにしてもらえるとか。

なんだか自分が授業を受けるかのようにウキウキします〜。長男くんよ、来年度から学校生活をぜひ頑張っておくれ〜。

3.30.2015

友人関係(その4)

友人がもう少し自分に優しくしてくれることを願っている長男くん。

次男坊XYZくんの態度は「次男坊」で片付けられることなのでしょうか。

大きく分けて2種類の生徒が通っているこのインター。ずばり、
1.大金持ちタイ人
2.中流から上流階級の駐在員(駐在員は駐在手当の中に子供の学費が含まれることが多いため、我が家のような庶民も紛れ込んでいます)

残念ながら中流階級のタイ人はこの学校にいません。

タイの超金持ちぼっちゃまVS一般家庭出身の我が長男くん。私や長男くんが一番馴染み深い日本やアメリカ社会において、なかなかこのような経験はできなかったと思います。やはり大金持ちVS庶民だと、様々なものに対する価値観がずれてくるのではないでしょうか。

貧富の差が日本よりもはるかに(強調:はるかに!)激しいタイ社会です。1ヶ月5万円くらいで運転手を雇いながら(=タイでは1ヶ月5万円で生活できる)、子供一人のインター学費だけで年間300万円以上の出費をするタイの大富豪。

今回の長男くんのセンチメンタル発言も、いわゆる「お育ちの違い」からくる様々な相違点が根本にありそうですが、実は先方のママも息子からいろいろな話を聞いているうちに我が家に対して同じような違和感を抱いているかもしれません。

<息子が友人にジャパニーズ庶民を選んでしまったとき、タイ上流階級ママの心の中>
「ユニクロ着ていたわ」
「え?一家に車が一台しかないわけ?」
「メイドさんはたった一人しか雇っていらっしゃらないのね」
「子供を自転車で学校に通わせているわ。暑いから子供用の運転手を雇ってあげればいいのに」
「あそこのお母様、ご自分で下着を手洗いするそうよ。気持ち悪いわ」
「彼らは海外に行くとき、エコノミークラスに乗るらしいわ」
「あちらのご家庭ではパソコン一台をみんなで共有しているのよ。貧乏くさいわね」
(注:すべて私の想像です)

私もこのような上流ママとの交流は初めてなので、今後も徐々に先方と仲良くなっていき、実際タイの上流階級ではどのような教育・しつけをするのか探っていきたいと思います!

(実際お会いするととても素敵なママなので、XYZくんも今後いろいろと苦労して丸くなっていくと予想されます。あるいは苦労知らずでこのままで今後の人生も生きていくのだろうか… 上流階級ってこわい…)

さて長男くんのセンチメンタル発言の後、二人で現状についてじっくり話し合いました。このお友達XYZくんも大事だけど、別にお友達は一人だけに限定せず、来年度から中学に上がったら科目ごとにクラスルームが変わるアメリカ式の学校なので、広い視野長い目でみてゆっくりとお友達の輪を広げていこうと話しました。

余談。我が家の次男坊もお友達に対して同様な不満を私に打ち明けました。ただし、このお友達は北欧人、ここら近所でもっとも大きな豪邸に住んでいる「駐在ぼっちゃま」です。

今後は子供たちに身の丈に合った友人を選ぶよう指導しようかな笑。

ネチネチなインター友情の巻、おわり。