12.19.2014

ピアノの発表会

やはりピアノの発表会は全体的に予想通りのクオリティでした(そのうちこの毒舌のせいで逮捕されるかも)。

ともあれ、我が家のボーイズは「緊張する緊張する」と言いながら、自分よりうまい子は素直に褒め、 ちょっと間違えてしまった子がいると妙に同情・安心していました。
クリスマスソングの「パタパン」を弾き終わって安心した次男くん。
少し間違えてしまったけど、あまり気にしていない様子。
弾き終わり安心のあまりすぐに席に戻ったため楽譜をピアノに忘れてきています。
長男くんに関しては先生が気を利かせてか、もう半年以上もお気に入りで弾き続けている曲を弾くことになりました(シンガポール時代からずっと…..)。
あぁ、めでたしめでたし。

子供にもたまにこのような緊張感を味わわせるのもよいのかもしれません。

年末怒濤の発表会やイベント、これでひとまず終了。

彼らは週末に楽しい楽しい日本での冬休みに旅立ちます。スキー、雪、おせち、クリスマス。私は3週間の「子なし休暇」☆。

12.18.2014

クオリティの高い音楽会

毎度毎度学校の催しを少しバカにしてきたた私です。特に音楽発表会や演劇会は見ていてつらくなることもあり。

実体験上、アメリカの公立小学校の音楽発表会は練習不足、音痴、やる気なしの3凶。親は自分の子供を見て喜びますが、はっきりいって全体のクオリティは低い低い。日本の学校の発表会とは違い、生徒の自主性に頼っていることが多いのが原因だと思います。

しかし先週長男の音楽発表会では大変クオリティの高い催しを見させてもらいました!歌の質、生徒の練習量、選曲、発表会の構成すべて◎。
会場の大きなモニターには生徒や先生が出演するビデオが流されました
また、異国の歌が発表されるためあまり馴染みのない曲が多かったのですが、
画面上に題名が映し出されたので助かりました。

小学5年生全員が参加する発表会


ニュージーランド、ガーナ、ペルーなどの音楽を奏でました。
そして最も驚いたのが、音楽の先生方はガーナの音楽について勉強するためにわざわざ夏休み中にガーナに行って直接学んできたのだとか。それを授業中に生徒に伝えることによってこのように発表できるのですから、先生方も気合が入っていたようです。
 
最後にビデオ。本人は最上段で歌っていますが、周囲は自分ほど気合が入っていないので、自分の声が一番大きいのだとか。確かに楽しそうに歌っています。
今後の様々な発表が楽しみになってきました。
 
次は今日のピアノの発表会。でもこれはお二方の実力+練習量を知っているのであまり期待はせず笑。

12.17.2014

大変なお誕生日会

今から赤ちゃんを産もうと考えている方々へ。年末に産むのはやめましょう。

年賀状、クリスマス、おせち、大掃除…. いろいろ忙しい時期にお誕生日会も重なったら更に大変です。特にそれが小学3年生(9歳)のお誕生日会だったら....

以下実体験。

先日我が家の次男くんのお誕生日会を開催しました。長男のお誕生日同様、この無駄に広い我が家を利用して「家飲み」ならず「家パーティー」を開催することにしました。

さてお金をかけようと思えばいくらでもかけられるこの「お誕生日会」。生来「ケチ」な私はいかにお金をかけずに楽しめるか、という工夫をしてしまいます。ということで、大成功した長男のお誕生日会同様我が家で行うゲーム満載のお誕生日会を企画しました。

結果:一回成功したからといって二回目も成功すると考えたところあたりが甘すぎる。そして小学3年生児10人が私一人の言うことを聞くと思ったあたりが甘すぎる。私の考えが甘かった。
まずは、ゲームルームで始まったエアーホッケー大会。
トーナメント形式のエアーホッケー大会。
盛り上がったはいいけど、とにかく超特大音響の声援だったため、
私はここですでに疲弊し始めた。
次にスパイゲーム。スパイのため、みんなにDAISOのサングラスをかけてもらった!
ここらへんから半分くらいの子供たちは説明も聞いてくれず、ゲームに参加しているようなしていないような。
ハッピーバースデーのお歌のときはみんなテーブルに集まってくれたけど、
ほとんど食べる気はなく。
食べるよりも走り回る、音をたてる、風船をわるほうがよいようで。

最後はもう屋内に置いておくことはできず(鼓膜が破れる直前だった)、半強制的に外でサッカー!
これが一番楽しかったようで、来年のお誕生日会からは
特別な企画などせずに外で遊ばせるだけでよいかもと思いました。
今回思ったのは、我が家の男児二人は比較的扱いやすい?!

たった2時間のお誕生日会で疲労困憊。おそるべし小学3年生児。完全敗北。ちーん。

12.16.2014

ADHD的な子供をもって(その9)

シンガポールからバンコクに引越すにあたり、行き先の新しい学校に願書を提出するわけですが、これに「セラピーに通った既往歴がある」と素直に書き込みました(情報開示賛成派だから)。

すると夏休み中に学校側から気になる手紙が。

「入学は許可しますが、半年間の観察処分とします」

まだ何も悪いことをしていないのに入学前から「観察処分」?!

しかも最近はだいぶよくなって人前ではほとんど影響がなくなってきたのに?!

この場合の観察処分とは、学校での生徒の学習態度を入学後半年で担任、校長、カウンセラーの先生が話し合い、ひどい場合は強制退学にできるという制度です。

しかし、今度はこちらも強気です。2年ほど前の絶不調だったときよりも親として自信が出た私は、「はいはい、どうぞどうぞ」みたいな感じで観察処分という条件つきの入学を受け入れました。

そして入学して半年もたたない先週。ちょうどこのブログシリーズを書いている時期と重なるという好タイミングに、学校のカウンセラーから早朝に電話がありました。

学校から電話があるときはだいたい状況はよくありません。特にカウンセラーからの電話となるとなんだか怖い感じ。おそるおそる用件を聞くと、「ご安心ください。観察処分が解かれました」。なんと先生方全員意見一致で、彼は問題なく学校生活が送れると判断され、半年を待たずに観察処分の対象ではなくなり、強制退学の可能性もなくなったとのことです。

自信満々で観察処分を受け入れたつもりだったのに、実際に解かれてこんなに安心している私はやはりまだまだ小物☆。

シリーズ終了。ご声援ありがとうございました。最後に最近の写真を紹介。
理科の授業中。授業妨害とはもう無縁となりましたが、
'too passionate' と言われることが多く、どうやら彼は最近「熱心すぎる」らしい。
今もたまに挙手するのを忘れてしまう。これはもう性格の問題でしょう.....

グループワークはあまり得意ではないらしい(私もあまり好きではない)。
好きではなくてもなんとかこなせるようになったようです。

このように少人数グループでの学習のほうが好きだとか。

12.15.2014

ADHD的な子供をもって(その8)

その後。

わいみんに通って約半年でいったん卒業しました。わいみんが「これでしばらく様子見ましょう」と太鼓判を押してくれました。

しかし一度だけ「再発」したため、急いでわいみんに会いにいき、また少しだけ通いました。面白いことに、「再発」した患者本人が「ちょっと調子が悪いから、わいみんのところに行かなきゃ!」と大騒ぎ中に言い出すのです。本人はきっとすごくわいみんに頼っていたのでしょう。

「再発」後また沈静化して、現在どうなっているのか。

現状:字は汚い、せっかち、こつこつ嫌い、テーブルマナー悪い、朝起きるの苦手、何でも遅い、面倒くさがりや、期待外れだと立ち直りが遅い。

ほとんど単なる性格としつけの問題となってしまいました笑。

ちなみに、本当の本人を知らずにこのブログのエントリーだけ読んでると「どんなモンスターだ?!」と思うかもしれませんが、実はこの彼が我が家ではより「優しい、思いやりあふれる、悪を嫌う子」なのです。

最近は友人や他人の前ではすっかり大騒ぎをしなくなりました。本人は「はずかしい」ということが分かったようです。最近は家で大騒ぎをしても夜になると「お母さん、今朝はひどいことを言ってごめんね」と言えるようになりました。

彼が本当にADHDなのかどうか結局誰も分かりません。30年前の世界(ADHDの概念がまだなかった頃)だったら少し扱いにくい子供として片付けられていたかもしれません。もしかしたらただ一時的に性格が狂っていただけかもしれません。

でもあのときにできる限りのことをやって本当によかったと思います。親−子供だけで解決しようとしていたら両人とも狂っていたことでしょう笑。あまり感情移入しない第三者の介入は本当に有難かったです。

ところで、シンガポールで沈静化したと思っていたのに、今度バンコクに引越すに当たり、バンコクの新しい学校側から気になる手紙が…..

まだまだ続くでしょう?

12.10.2014

ADHD的な子供をもって(その7)

さて「マイジム的セラピー」効果のほどは。

親が彼の扱いを学ぶとともに、彼も自分の感情を抑える術を学び始めました。深呼吸やイメージトレーニングは本人自らできること。ほめ殺し、たまにはしかるは親ができること。患者本人は徐々に「自分はこういうときにこういう気持ちになる」ということを上手に表現できるようになり、次は、それではそういう気持ちになったとき(だいたいは怒り)、どのような手段でその気持ちをしずめたらよいのか。怒りのスケールを1〜10とし、「今は7/10くらい怒っている」とか「怒りが7以上だから、一人になろう」「怒りは3/10だから、深呼吸で落ち着ける」などという、まるで糖尿病のスライディングスケールのようなツールを学びました。

実はこのスライディングスケールがこのセラピーの中で一番効果的だったかもしれません。

あと、せっかちな彼がじっくりと取り組めるように、「スピード」のスケールを1から4とし(1が一番遅い)、いろいろな「スピード」で同じ行動をとらせてみます。本人は普段楽しいものに対しては「4.5」くらいのスピードで行動しますから、スピード1で行動させるのは一苦労。でも徐々にできるようになってきて、スピードを自己調整できるようになります。これは家でも応用。遅いときなどは「スピード3くらいでお願い」と言ってせかしたりもできるわけです。

すべてはマイジム的な遊びをしながら、です。医療のどの分野も掘り下げると奥が深い!子供にこのような手段を教え込むのに遊びを交えながら効果的に習得させられるのだと私も勉強になりました。

わいみんのもとへ通い始めてから私も学校から呼び出されることが減りました。
以前は「お宅のご長男について少しお話があります…..」的なメールが頻回に届いていた!
続く。

12.09.2014

ADHD的な子供をもって(その6)

遊びのようなセラピーですが、本当に効果的なのでしょうか。

セラピーは2−4週間に一度、一時間。「マイジム」に来た気分の長男は楽しそうにわいみんと一緒に一時間を過ごします。わいみんもプロ。説明をろくに聞かずに遊び始めようとする彼を呼び止め、しっかりと説明を理解させた上でいろいろな「遊び」を展開します。いろいろな制約やルールを設けた中で目的を達成するようなゲームを毎回4個くらいやって終了。最後に親の私にアドバイスしてくれます。宿題をする前に気持ちを落ち着かせるための運動を教わったり、何かを上手にできたらすぐに口頭で褒めるのはもちろんのこと、シールやスタンプを集める方式を加えると本人もそれを目視することができるので効果的だとか。

一度セラピストの都合で長男の「期待とは違う」セラピーを受けました。本人はもう何度か通っていたから、だいたいの流れをつかんでいたのでしょう。今回も前回同様の流れを期待して行ったのでしょう。たまたまセラピストが以前とは違うセラピーを紹介したため、患者本人が期待していたセッションとは違う流れになってしまったまま時間切れとなってしまいました。「期待とは違う」内容に立ち直れず、その後彼は病院内で立ち往生、大騒ぎ。
期待していた ことができなかった彼はこの後一時間くらい病院を離れようとしませんでした。
放っておいたらそのまま数時間となるところだったので、私は次男を家に待たせていたこともあり、
このあと大声をあげている彼を無理矢理タクシーに押し込み、帰宅しました。
このとき本人は今までの公共の場の大騒ぎの比ではない大騒ぎをしました。
周囲のシンガポール人の人たちはきっとクレージーな日本人親子がいるわ、と思ったに違いありません。
なんと、帰宅してから彼の靴がないことに気付きました。
何度か通ってもまだセラピーの効果が出ていないようでした。

続く。

12.08.2014

ADHD的な子供をもって(その5)

状況が絶不調のとき。学校でも授業妨害、遠足は途中棄権、タクシーやお店でも平気で一時間程度は大騒ぎ、週末は半日で物を壊し家を荒らし。

副作用はかわいそうだけど、あまりにも大変で、薬にすがりたい親。

そんなとき患者本人が一言ぽろり。

「薬は性格が変わりそうだから怖い」と言いました。

なかなかよく分かっているではないか。しかし患者本人が内服は嫌だと言っているので、これは他の方法を考えるしかありません。

そしてあまりにもボーダーラインなので、先生側も処方をするかどうか迷っていたようで、家族側が内服に同意しないと伝えるとほっとしていました。

そこで提案されたのは小児発達障害を専門に扱っている作業療法士さんのもとでのセラピー。これなら内服不要。通院はしなければならないけど、内服するよりは「もとの問題」を解決してくれそうだ。内服を嫌う日本人、侵襲の大きな治療法よりは「リハビリ」を好む日本人にはぴったりの治療方法。

早速スタート。セラピストさんは経験豊富な男性セラピスト。名前は「わいみん」。患者本人も「わいみんわいみん」と言って楽しみにセラピーに通い始めました。

セラピーに通うのは一見「マイジムか?!」と思うような遊具が揃っている大きな作業療法室。小児患者さんにもいろいろなサイズがあるので、その子に合わせてアクティビティを調整できるように工夫されています。
セラピストの「わいみん」とうちの患者さん
こんな遊びのようなセラピー、本当に効果はあるのでしょうか。

続く。

12.07.2014

ADHD的な子供をもって(その4)

小学校を退学にはならなかったけど、毎週のように気に入らないことがあると大騒ぎしてスーパーやモールに寝そべる彼はいったい「治る」のか。

私は興味半分、何かにすがりたい気持ち半分で、このような症状を呈する発達障害の子供たちを多く扱う専門家何人かを訪れました。

それで全員が診断を下すのに苦労しているのを見て、私はうすうすと「ボーダーラインなのだろう。彼はどれにも当てはまらない。結局これは<ADHD+性格+しつけの問題>なのだろうと感じ始めました。

他人に危害は加えないけど、大騒ぎ中にたくさんの物に当たり、被害総額は数十万円(絵を切り刻んだり)。自分一人ではこの彼の「病気のような性格のような」ものは治せないと判断し、そのまま「治療」を受けることにしました。

さて気になる「治療」とは。そのときはシンガポールに住んでいました。

実はシンガポール、わりと合理的。ADHD用の内服薬Ritalinがわりと簡単に処方されたりします。驚くのはその理由。シンガポールでは小学生の頃から進級するため厳しいテストが毎年あり、驚くのは、自分の子供がテストを受けるときに特別に試験時間を延長してもらえるようにADHDと診断してもらい、薬を飲ませる親がいるとか。

しかし私に言わせると、テストで特別扱いされるために飲むような簡単な薬ではありません。やはり「脳」に作用する薬なので、通常の解熱剤などではあり得ないようなめずらしい副作用もあります。私が一番いやだったのは「食欲低下」。成長期の子供が薬の副作用で食欲が低下し、やせて行くということを聞きました。

内服を開始するかどうか悩んでいるときに、患者本人が一言ぽろり。

続く。

12.06.2014

12月は黄色を着よう!

昨日、12月5日は王様のお誕生日です。

メイドさんの話によると、国民は12月の間毎日王様のシンボルカラーである黄色を着るそうです(タイでは曜日ごとに色があって、生まれた日の曜日ごとにラッキーカラーがあるようです)。

ショッピングモールで撮影した写真を何枚か紹介します。メイドさんの話は本当だった….!

階下を歩くひとはみんな黄色…..

老若男女問わずモールにいる人たちは結構な頻度で黄色のシャツを着ていた!

ゲームセンターもこの通り。子供も黄色シャツ。
ただし、着ていない人もたくさんいて、別に黄色を身につけていないからといって「非国民」扱いされるわけでなさそう。そこらへんはタイ人の温和な性格が表れているような気がして安心しました。

ところで、タイでは誕生曜日によってラッキーカラーがあります。

日曜日:

月曜日:

火曜日:ピンク

水曜日:

木曜日:オレンジ

金曜日:薄い青

土曜日:

タイ文化の中で結構重要視されるこの誕生曜日ですが、かなり派手な色が使用されているようです。
みなさんのラッキーカラーは何でしたか?

12.05.2014

ADHD的な子供をもって(その3)

6. 時間の感覚がない
何をするにも遅い、朝が苦手。朝起きてもまったく朝の準備をしようとしない。最近彼自身も時間の感覚が欠如していることを自覚し始めたため、目覚まし時計はなんと午前5時台にセットして一時間以上ベッドの中で目覚ましを何度も鳴らしつつ目覚めることにしているようです。少しずつ時間の感覚が身についてきたようです。友達と遊んでいても門限までに帰れた例はないので、必ず友達(遊び相手)に「○時までに彼に帰るように言ってね」と伝えておきます。さらに、本人は時間の感覚がないので、人にせかされるのを嫌います。せかし過ぎると#7の状態になります。旅行などのために早朝に出発する日はホワイトボードにタイムラインを書き出し、前夜から彼がイメージトレーニングできるように努力しています。

7. 周囲の目を気にせず騒ぐ
公の場ではこれに一番困りました。9歳くらいまではいったんスイッチが入るとショッピングモールだろうと、学校の遠足中だろうと、タクシーの中だろうと、他人の目があろうとなかろうと大騒ぎ。学校遠足は途中で帰るように学校側から忠告を受けて遠足を終了せずに帰宅しました(先生方の手に追えなかった)。ショッピングモールやタクシーでもスイッチが入ると止まらないので、床に寝そべって地団駄。これはよく2歳児のお子さんだと目撃しますが、我が家では11歳現在もあります。ただし、最近は彼も自覚が生まれてきたようで、「はずかしい」行為は家族がいるときだけになってきました。

タクシーの中で気分を害し、後部座席で大騒ぎ
病院の帰りに気分を害し、床で大騒ぎ
8. 新しい環境になかなか慣れない
新しい環境に置かれるとなかなか落ち着きません。新しい環境に置かれるととりあえずその環境のものすべてを手にとって触ろうとします(初めて行くレストランの席など)。きっとこれは本人が新しい環境に慣れるための手段なのだと考えています。今回のバンコクへの引越しも彼はなかなか慣れず、結構気を遣います。

さてこのような状態の子供をどうやって「治療」したのか。

実は医療機関に通いました。続く。

12.04.2014

ADHD的な子供をもって(その2)

さて他のそのような点に困るのでしょうか。

2. 期待と違う展開だと立ち直れない
我が家では新しい体験をするときに必ず起こり得る事態をできる限りすべて説明し網羅します。これは、期待や予定と違う展開になったときに彼がなかなか立ち直れず、立ち直れないままその後の約束に遅れたことが何度もあるからです。先日海釣りに行ったときに地元のトイレが使いこなせずしばらく(一時間くらい)彼は立ち直れずにいました。これは私が事前に地元のトイレの使用方法や清潔度などいろいろと説明しておけばよかったのですが、ここまで頭がまわらず、結局初体験は苦いものとなってしまいました。
2年前、楽しい遠足のはずが、途中で帰るはめになりました。
私も同行して行ったのですが、同行しなければこうはならなかったのかもしれません。
彼のこのような態度は私がいるときに多く発生します。
この遠足では、泥を手づかみしなければならず、このような経験が
初めてだった彼は、目に泥が入ってから(期待と違う展開)
立ち直れず、集団行動ができなくなり一人だけ遠足中止となりました。
このときは他にもたくさんのエピソードが重なった時期だったので、
学校側から「退学」をほのめかされ、私は気が気ではありませんでした。
3. 字が汚い、整理整頓が苦手、授業中に歩き回る、質問されたときに手を挙げずに答えを言ってしまう
学校には今まで何度も何度も呼び出されました。面白いことに、字をきちんと書くことをより重視する日本の環境では書字について日常的に注意されますが、インターナショナルスクール環境ではあまり言われません。その代わり両方の環境で整理整頓が毎年注意されるので、これは世界のどこに行ってもきっと彼の整理能力の低さは共通して言われるのでしょう。授業中にお友達のところまで勝手に歩いていってしまうのも困りもので、授業妨害につながります。

4. おおざっぱ
宿題や課題を見ていてもおおざっぱにこなしているだけで詳細な説明やディテールは苦手なようです。だいたいやっておけばよいと思ってしまうのでしょう。ピアノを弾かせてみると顕著。間違っていてもオイラは大丈夫〜と言わんばかりにまったく気にせず弾き続けます。

5. 早とちり・せっかち
何をするにもすぐに結論・結果にたどり着こうとします。地道な練習や努力は嫌い。

多彩な症状続く。

12.03.2014

ADHD的な子供をもって(その1)

さて我が家にはADHD的な子供が約1名(長男)いるのはすでにご存知の方も多いかと思います。

「的な」とはどういうことか。実は今までちゃんとした検査をしたことがなく、診察室での問診のみでmild ADHDと言われたところで止まっています。ボーダーラインなので、しっかりとした検査には半日かかると言われましたが、今までそれをせずにやってきました。

さてどのような症状に一番困るのか。

1. 先が読めない
今まで幾度となく本人が朝学校に行くのを拒んだことがありました。体調が悪いわけではないのですが、学校とは関係ない何かがきっかけで気分を害し、本人が学校に行くのをやめます。これは最近特に目立ち、現在11歳になっても定期的に月に1,2度この状態になります。むろん、こちらは仕事でその報告を受けるので直接手こずることは少ないのですが、メイドさんに何度も無理矢理 学校に連れて行ってもらっています。そのきっかけというのは弟との兄弟喧嘩が一番の理由。その他にハロウィーン当日楽しみにしていたコスチュームが届いていなかった。ちょうど今朝は、前夜眠くて寝てしまってシャワーと歯磨きがいつも通りできなかった、など。一見学校とは無関係の理由ですが、本人はその後学校に行く気がなくなるようです。私も何度か偶然その場に居合わせたときに無理矢理(引きずって)学校に 連れて行ったことがありますが、本人の体重が増えてきた今、もう体力的に無理かもしれません。

つづく。

11.30.2014

Thanksgiving 2014

アメリカを離れて早20年、今年ひさしぶりにThanksgiving turkeyを食べることができました。

日本のおせち同様、年に一度食べたくなるこのターキー。今年は20年ぶりにアメリカ人が多く住む地域に引越してきたので、この時期になるとHalloween, Thanksgiving, Christmasなど季節の催事を経験することができます。

さらにいうと、現代のアメリカ本土以上にタイのこの片田舎ではアメリカンな季節の催事が重視されています!

昔アメリカの公立学校では冬休みをChristmas vacationと呼び、12月の最終登校日にはChristmas partyを教室で開催していました。復活祭(Easter)の時期には学校でegg huntをしたり、その時期の1週間の休暇はEaster vacationと呼ばれていました。

ところが、最近は様々な宗教の方々が入り混じっているということで、差別のないように、
Christmas vacation → Winter vacation
Christmas party → Winter partyとでも呼んでいるのでしょうか
Easter vacation → Spring vacation
と名称を変え、学校主催のegg huntなどはあり得なくなってしまいました。

アメリカの友人などは、公立学校のイベントが減ってしまって少し味気ないと言います。

季節の催しをしてはいけなくなったアメリカに比べると日本はお盆、正月、節分、七夕などまだまだ残っています。

いろいろな人種を抱えていても、ちゃんと名称も変更せずに各宗教の重要祭日を重んじているのがシンガポールです。シンガポールは人口の85%が華僑(仏教)、残りがマレー系(イスラム教)とインド系(ヒンズー教)。年間の休日を見ていても実にバラエティに富んでいて、各宗教の最重要祝日を休暇にしています。ここらへんはアメリカよりもうまくやったなと私は思います。

それにしてもThanksgiving料理、たくさん余った.... 少人数家族なので七面鳥は1/2羽しか頼んでいなかったのですが、翌日(今日)も3食ターキー料理..... もう来年のThanksgivingまでターキーはいらない.....
朝食はターキーサンド(写真なし)。
昼食はターキーパスタ。

夕食はターキータコス+やはり残り物のパンプキンパイ。
 次の大イベントは次男のお誕生日会。明日手作りの招待状を配ります!

11.27.2014

海釣り経験(その5)

「海釣り経験」シリーズ最終エントリー。

釣ったはよいものの、その後その魚たちはどうなったのでしょうか。

翌日日曜日の朝、長男早起き。勉強も遊びもそっちのけ。なんと、すべての魚のうろこを取り除き、内臓とエラを洗い出してくれました。

我が家のキッチンの主(メイドさん)が日曜日は休みのため、まずはうろこ取りが見つからず。インターネットで代用品を検索したら、ペットボトルのふたがよいとか。早速試したらとてもよくとれた!

うろこが上手にとれて嬉しい様子。

流れ作業的に、彼が魚をさばき、
私が下味をつけた
(写真手前、これくらいは私にもできる)

お昼ご飯は小物6尾+エサに使用していた新鮮なイカ。
魚は塩+コショウ+イタリアンハーブ各種で味付け、オーブンレンジで20分。
イカはお馴染みバターソテー+しょうゆの味付け。
夕食は大物3尾。一番大きいものは次男、他の2尾は長男が釣ったもの。
ごま油+しょうゆ+料理酒、フライパンで蒸し煮風に。
 ふぅ~満腹満腹。初めてづくしの海釣り経験+その後の料理でしたが、すべて大成功!

途中経過の苦難はありましたが、それもすべてブログのネタになります☆

めでたしめでたし。あ~楽しかった+おいしかった~。

次は釣り堀でルアーフィッシングをするそうです。

「海釣り経験」シリーズここでいったん終了。

11.26.2014

海釣り経験(その4)

さてへそを曲げた次男くんはそれからどうしたのか?ちなみに時間でいうと、へそを曲げ始めたのはまだ午前10時くらい.....

代わる代わるスタッフの方々(タイ人&日本人)が気を遣ってなんとか彼に釣らせてやろうと工夫してくれました。普段けんかしているお兄ちゃんまでが応援してくれました。

次男くんもへそを曲げながら頑張りました。10分やってはあきらめ10分やってはあきらめ。

段々と気力と体力も消耗して、あるときリールを巻いても巻いても手が疲れてなかなか上がって来なくなったので、大人の人に任せてしまいました。ちょうど昼食の時間だったので「ちょっと休憩したら?」と言われて彼が食べ始めようとしたら、「釣れてるよ~」という声。彼が疲れてあきらめた糸の先には我が家の最高の大物が釣れていました!
1分前まで超ご機嫌斜めだったとは思えない満面の笑みです。
(もしかしたら後ろのおじさんが急いで釣ってくれたのかもしれませんが、
そこらへんは深くつっこまず)
(多分)自分で釣れた魚を持って大満足。
お兄ちゃんは場所を変え、えさの大きさを変え、テクニックを変え(?)
自分でいろいろと釣り上げるようになりました

一匹釣ってからは彼も普段通りの彼に戻り、
小物を何匹か釣ってくれました!

帰港したときは午後3時半、みんな大満足。
小物6匹、大物(?)3匹。さて釣った魚はその後どうなったのでしょうか?

自慢ではないですが、私はぬるぬるした物体にさわれません。帰宅しても前途多難。

続く。

11.25.2014

海釣り経験(その3)

さてう○ちは引込んだことだし、いよいよ我々も船に乗り込みました。

海沿いで育った私としては海に出るだけでも楽しいし、船にゆられるだけで気持ちがよい。

さあ、ビールでも飲んで気分よく波にゆられて….. といかないのが我が家の海釣りツアー。我が家にはあと約1名機嫌を損ねる可能性の人がいます。

今回のツアー参加者は7名+1匹、駐在員や旅行者、いろいろな日本人の方々がいました。ボートを一艘貸し切り、港から1-1.5時間くらいのところに停泊して釣りを楽しみます。
7人+1匹の参加者
幸い船酔いはしなかったけど、移動時間が長くて最初からやや不機嫌だった次男くん。
我が家のボーイズ2人は釣り経験ほぼゼロ(釣り堀程度)なので、初めはスタッフの方々に手取り足取り教わりました。釣り竿などもすべてレンタルです。

たぶん釣りというのは一匹釣れてしまうと後は楽しくなるものなのでしょうね、我が長男、ビギナーズラックで重りが海底に触れてまもなく「あ!」と言って釣れました。これは食べられない魚種だったのでcatch and release。でも一応釣れました!釣りを始めて1分以内に釣れた彼は以降やる気満々、絶好調。
う○ちが引込んでからは普段通りの彼に戻りました。
一人タイタニック。
彼は一匹釣ってからは自分の工夫も加えながら
楽しんで釣りができていました。
さすがお兄ちゃん。
ところが次男…. 頑張っても頑張っても釣れません。何が悪いのか、重りがだめなのか、エサが古いのか、彼の微動が魚に伝わるのか。そして段々「帰りたい〜」モードに。船の上だから帰れないと説明してもだめ。

「もう帰る」とごねて一時間経過。スタッフが気を遣って
「昼寝するか?」「一緒にやってみるか?」などなど言ってもだめ。
一組だけ船を下りるわけにもいけず、ここはみんなで我慢大会。
前途多難。小学3年生に海釣りの楽しさを伝えることはできるのだろうか?

次回に続く。

11.24.2014

海釣り経験(その2)

タイトルに「海釣り」とあっても必ずほかのどこかで苦難に直面する我が家のこと。釣り以外の話も出てきます。

まず長男。午前5時起床ということもあって出発前に体調を整えられなかったのでしょうか。行きの車、途中で「う○ちしたい」と言い出しました。大丈夫、運転手さんはすぐに行程に数々あるガソリンスタンドの一つに止まってくれました。このガソリンスタントはタイのドライブ旅行の強い味方。

でも、日本のサービスエリアのトイレを想像してはいけません!まあだいたいこんな感じです(写真)。

使用方法を簡単に説明すると、まず手前を向いてまたぐ(らしい)。
私はどうしても壁に向かってまたいでしまう(ジャパニーズスタイル)。
トイレットペーパーを流してはつまるので、緑色のゴミ箱に捨てる。
もちろん自分でティッシュを用意しなければいけない。
終わったら右側の水桶から水を汲んで2回ほどトイレに流して「徒手的に」トイレを流す。
「う○ち」の場合うまく流れないこともあるけど、これはご愛嬌。
水桶の水でついでに手も洗えてしまうというこの便利さ。
床は常に濡れているのでスリップ注意。
そして万が一トイレを詰まらせてしまった場合は「マイラバーカップ」もあるこの周到さ。
さて、今まであまりタイでドライブ旅行に行っていませんでしたので、長男は今回初めてこのトイレを使用しなければなりませんでした。さらに、普段のう○ちは学校でもよおしてもいったん引込めて(?)帰宅するまで待つタイプ。うちのシャワートイレを使用したいのもあるのでしょう。普段は20分ほどトイレにこもるタイプなので、静かな環境を求めているというのもあるでしょう。

そんな彼がこのタイ式公共トイレを使用できるのだろうか。もっと小さければ女子トイレに忍び込ませて手伝うところですが、彼ももう140cmを超えているし、小学校5年生の日本人男児がいくら母親と一緒とはいえ、女子トイレに入ってきたらタイの人たちも驚くだろうと思い、早口で使用方法を説明した上でここは「かわいい子には旅を」させました。

これが間違っていました。

早めに終了した彼は「半分」しか出せなかった、ドアのロックが壊れていて途中で誰か入ってきた、洋式ではなかったなどなどとにかくいろいろと嫌な思いをしたらしいです。

そこから到着まではこんな感じ。

こりゃあ残りの半分を船で出さないといけないかもと思い、ツアー会社の女性に釣り用の船のトイレは洋式か、きれいかなどなど電話で再確認しているうちに集合場所に到着。もし彼の機嫌・体調が整わなければツアーキャンセルか?と一瞬頭をよぎりましたが、到着した途端に「あとの半分は引込んだ」と行って桟橋に向かったので、とりあえず次にもよおしたら船のトイレを使おうと決心し私も船に乗り込みました。
サタヒップ港に到着。
この桟橋は手作り感(?)あふれる。
いよいよ出発!
ただの日帰り釣りツアー以上のドキドキ・ワクワク感を味わえることに乾杯(完敗)。

続く。

11.23.2014

海釣り経験(その1)

生まれて初めて「海釣り」なるものを経験しました。

「えぇぇ、釣り好きなの?」と驚く方も多いかもしれません。驚かれることに驚きません。

何が楽しくて日焼けして朝早く起きて多くて2匹くらい釣って、おまけにぬるぬるした物体….私はあまり釣りは好きではありません。

が、我が長男。なぜか釣りが好き。釣り堀でニジマスを釣った経験は何度かあるよう。「サンタさんに頼みたいもの」「お誕生日に欲しいもの」は必ず#1が「釣り竿」です。

彼はなぜかこういった渋い趣味のほかにアーチェリー、裁縫、園芸などを好んでやりたがります。私としては本当はサッカーや野球やバスケットボールなどメジャーどころの趣味をもつ子供をもつのに憧れていたのですが、彼はちょっと「おじさん・おばさん好み」の趣味が多い。

ということで、Mokoleyさんの海釣りツアーに参加してきました。

海釣りなんて心配性の私にとって恐怖そのもの。酔ったらどうしよう、トイレが汚かったらどうしよう、道具を貸してもらえなかったらどうしよう、迷ったらどうしよう(船が)、途中で帰りたくなったらどうしよう、ビールが途中でぬるくなってしまったらどうしよう(これが一番つらい)、釣れなかったらどうしよう、私は教えられないから「先生」がいなかったらどうしよう、どうしようどうしようどうしよう。

サイトを熟読し、事前にメールでのやりとりを重ねた上で臨みました。日帰りツアーです。

出発午前5時半ということで子供たちは目覚まし時計を5時前にセットし、前夜はいつもより少し早めに床に就きました。

さてどんな冒険が待っているのか。

次回に続く。

11.20.2014

International Week(その2)

本日木曜日長男のクラスで日本について少しだけ紹介して参りました。

月曜日から、イスラエル、パキスタン、マレーシアのママたちが教室でお菓子を振舞ったり文化を紹介したり。そして「トリ」は日本です。

午前中大急ぎで仕事を切り上げ、帰宅後浴衣に着替え、メイドさんが朝から用意してくれた一升の酢飯、アボカド、かにかま、きゅうりなどをタッパウェアに入れ、まきす24個、のりたくさんなどなどなどを運びました。

みんなに今日はお寿司を作るというと大喜び。

まずはお決まりプレゼン。お寿司の作り方、食べ方。
従来の寿司職人の修行方法についても少し触れました。
誰が嬉しそうかって、この人が今日一番嬉しそうでした。
しゃもじとまきすを配り、さていよいよ自分で巻き寿司を作ります。
いろいろな形の巻き寿司が出来上がってきました。

子供たちは自分で作った巻き寿司を親に見せるために切って持ち帰りました。
 上手にできた子供はほとんどいませんでしたが(先生が下手だから仕方ない)、みんな楽しそうでした。私も一年に一度浴衣を着るよい機会でした。

ちなみに、次男のクラスとは時間が合わず日本についての発表はできませんでしたが、カリフォルニアロールの差し入れをしたらみんな美味しそうに食べていたそう。

よかったよかった。

さて次は次男くんのお誕生日会(1ヶ月先)。疲れるなぁ。


11.19.2014

International Week(その1)

インターナショナルスクールに通う一つのメリットとして、他国の子供たちとお友達になれるということが挙げられます。

今週は我が校恒例International Weekです。

教室で何かアクティビティをしませんか~というclass momからの呼びかけがあったので、もちろん私も挙手。テーマは「日本」。

5年ほど前、フランスの小学校でも同じような発表をしました。そのときはだるま落としや折り紙を紹介し、お菓子を配りました。詳細はリンクからどうぞ。

さて今回もだいぶ準備を要する企画を思いついてしまい、規定の30分では足りないと考えclass momと交渉して50分に延長してもらって挑みます。

1. パワーポイントのプレゼン
まずはプレゼンでスタート
スライドのバックグランドは日の丸色を意識して選択
2. 巻き寿司お料理教室
プレゼンの途中で巻き寿司の作り方を丁寧に説明したYoutubeビデオを見ます。そしていよいよ実践!あらかじめ生徒一人一人にまきすを購入し、その他に巻き寿司用の酢飯、のり、中に入れるアボカド、きゅうり、かにかまなどを用意。ちなみにクラスには22人生徒がいます。

ここで少し笑える話。実は私自身巻き寿司など作ったことがありません。つい最近和食を覚えたタイ人のメイドさんに週末のうちに教えてもらったのでした☆。プライドも何もありやせん。

3. 折り紙教室
時間が余れば折り紙を教えようと思い、一応用意していきます。

さて本番は木曜日。時間があれば浴衣着用。お手伝いの長男は甚平で行くらしい。仕事を早退して挑みます!

次に続く。

11.18.2014

家のこと(その10)

さて家シリーズ終盤。

極めつけ、無意味に広い部屋ランキング#1を誇るのは私の寝室。

正直言って無意味。
左下のベッドから左奥のお手洗いまで徒歩??分。
日本のマンションでいうとざっと2-3LDKくらいはありそうなこの部屋。
図面を書いた人は何を考えていたのか。
私ならこの部屋を3つに分けます(寝室、リビング、仕事部屋)。
他にヨガスタジオ、ネットカフェ、図書館などに使えそう。
現実的にはどうやらこの部屋が2階の「たまり場」みたいになりそうなので、
いま考えているのは、作業机やソファなどを置いて「2階のリビングルーム」に使おうかと。
ここの家主さんは以前のエントリーのような感じで水回りを使用していました。私が引越すにあたって少しでも住みやすくなるようにやや手を加えました。以下写真を交えて説明。

1. 「掘り出し」気分が味わえる洗面台下収納スペース
以前はこのように扉よりも下に収納スペースがあり
私はどうしてもこれが許せなかった!
抜群の使いにくさ。
引越ししてすぐにこれをなおしました。
下から10cmほどコンクリートを流しこみ、
タイルを置いて出来上がり。 
2.「刑務所」気分が味わえるシャワー

ここでシャワーを浴びると、きっと囚人気分が味わえる。
これがビフォア。
家主が親切心で中途半端なガラス板を入れてくれたのですが、
それでもシャワーを浴びれば外に水がもれること
間違いなし。ということで、
ピンク色のシャワーカーテンを入れました☆
3.「日本式入浴」気分が味わえる何の敷居もないバスルーム
日本式入浴が味わえる?ある意味日本人好みのバスルーム??
いやいやいや、やはりガラス戸がないのはおかしい。
手前のタイル床は濡れることが想定されていない(排水口などない)。
今まで8年間家主は毎日どうやってこのシャワーを使用していたのか。
毎回毎回床がびしょぬれになっていたのか。

ということで、普通にガラス戸を入れました。
湯船からの水しぶきは当初シャワーカーテンでブロックしていたのですが、
あまり湯船を使わないため撤去。
その他いろいろと工夫して住みにくい広い怖いこの家に住んでいますが、2年で現在の賃貸契約が切れてもっと普通の家に引越す日が待ち遠しい。次の引越し先は広さを約30%カットする予定。現在大きな庭があっても、暑い+虫が出る+蛇がいるので庭に出ないし、無駄に広い家に住んでいるとなんだかボケそうなので、早くもっと身の丈に合ったおうちに住みたい~。
 
ということで家シリーズ終了。