3.28.2015

友人関係(その3)

友人に絶交宣言されて心が傷ついた長男くん、翌日学校でどうなったのでしょうか。

実はその後XYZくんがタイ人グループと交渉をしたのか、XYZくんと長男くんの友情は続いてもよいことになりました。翌日帰宅後の長男くんはすっかり立ち直っていて、前日のあの涙はどこへやら。ここらへんはやはり小学生の男子。比較的さわやか(?)。

この友情が非常に危うい基盤上にあるような印象ができてしまい、母として少し心配でしたが、まあ、とにかく長男くんがまた幸せそうにしていたので、やはりしばらく様子をみることにしました。

数ヶ月経過した先日、夕食の席。

冒頭の一言が発せられたわけです。

「XYZくんがもう少し優しければいいのだけれども」

ん?11歳男児の発言とは思えないくらいセンチメンタルな発言。

実は私は初めからこのような展開を予想していました。

XYZくんは次男坊ということもあってか、性格や態度が我が家の次男くんと少し似ているようです。遊んでいるときにおもちゃを譲ってくれたり、何かを貸してくれたり、思いやりのある発言をしたりなどほぼ皆無。長男くんが散髪した直後、長男の目の前で「髪型がおかしいってみんなに笑われていた」と平気な顔をして私に報告してくるタイプです。

次男坊だから思いやりに欠けるのか。

あるいは超上流階級だからか...

つづく。

3.27.2015

友人関係(その2)

長男くんがタイで初めて家に連れてきたお友達が、いわゆる上流階級のおぼっちゃまだったという話の続き。

私は差別なんてしません!上流階級のおぼっちゃまだろうと差別しないで迎え入れますよ(←ひがみ)!

冗談はさておき。

そのお友達XYZくんのお母さんとも電話番号を交換し合い、出だし上々。その後長男くんとその友人XYZくんはパソコンのゲームを一緒にしたり、チェスをしたり。学校のクラスも同じなので毎日会う仲なわけです。

そこで小事件発生。ある日長男くんが寝る前に泣き始めました。一日の中で一番静かで落ち着く時間帯に緊張がほぐれて涙腺が緩んだのでしょうか。よくよく話を聞いてみるとその日XYZくんに突然絶交宣言をされたそうです。どうやらXYZくんは昔からこの学校でタイ人のお友達グループに「所属」していて、その中の他のタイ人男子たちがうちの長男くんのことを受け入れなかったらしいのです。しばらく長男くんをかばってくれていたXYZくんですが、ついに疲れたのか、peer pressureに負けてグループの言うことを聞き入れ、うちの長男くんとは決別したそうです。

このネチネチ感、中学生の女子の話ではありません。小学男子です。

私はこのとき「タイもアジア、イジメ文化なのだな」と気づいたわけですが、日本の小学校よりもネチネチしているかもしれないと思いました。ちなみに、peer pressureという表現は英語社会でよく聞く表現で、日本語に訳すと「周囲の圧力」とされています。つまりは同僚や友人から受けるプレッシャーのことです。「みんながタバコを吸っているから、自分も吸わなきゃ」という精神のことです。

その夜私はじっくりと長男くんの話を聞き、やっとできた友人が「もう友達じゃない」と言ったことに対する長男くんの悔しさ、悲しさ、むなしさなどが伝わってきました。その日の結論は、とにかくちょっと様子を見ようということになりました。決別宣言があまりにも急だったので、もしかしたら明日になったら何か変化があるかもしれないと期待したのでした。

(本当はXYZくんのお母さんにメールでもして仲直りを仲介しようと思ったのですが、それを今回はぐっとこらえました)

つづく。

3.26.2015

友人関係(その1)

バンコクに来て8ヶ月経過しました。学校生活やその他課外活動なども落ち着いてきたところで、長男くんが先日少し気になる発言をしました。

「(親友の)XYZくんがもう少し優しければいいのだけど。」

背景を話しますと、現在の学校はインターナショナルスクールで、生徒の3割はタイ人、3割はアメリカ人、残りの4割は日本人、英国人、オーストラリア人、韓国人などなどミックスされています。シンガポールと異なり、タイでは学費さえ払えればタイ人でもインターに入学できます。シンガポールでは日本同様、国民はMinistry of Educationの指針に従う学校に通わなければならないという法律があり、日本より厳しくこれが守られているため、どんなお金持ちでも地元シンガポール人はほとんどインターに通っていませんでした。

そこらへんタイは緩いというかフレキシブルというか。お金持ちならインターに子供に入れているタイ人が多くいらっしゃいます。現に、我が家のお向かいのタイ人ご家族は3人姉妹を全員インターに入れています。

さてうちの長男くん。引越しや異動や環境の変化を著しく嫌う長男くん。新しい学校でやっとできたお友達はタイ人の男の子。私は何人だろうとやっとお友達ができたことを嬉しく思いました。

どんな子なのか。親としてはとても気になるところです(娘が初めて家に彼氏を連れてきたお父さんの思いに似た思い)。

テニス、算数、チェスなどが得意で長男とは確かに気が合いそう。実家は少し遠いようで、平日は学校の近くにあるマンションに住んでいる。自分のパソコンを所有している(ここらへんから段々と「ん?」と思うことが多くなっていきます)。毎月のお小遣いは現在のタイの国内で設定されている月額最低賃金の半分以上。個人運転手がついている。好きなものは何でも買ってもらえる。エトセトラ。

おっとっと。これはよくいう「おぼっちゃま」ではないだろうか。

続く。

3.24.2015

シンガポールでは遊びまくり!(その2)

昨日の続き。

翌日は1-2年ほど前にできた新しい動物園、River Safariに行ってきました。

お供は2歳の女の子(友人の女児)
11歳児とは思えないほど子供好きの長男くんです笑
この日彼は2歳女児の世話を一手に引き受けたので、大人は大変感心しました

おやつはRiver Safari名物、パンダのあんまん
肝心のパンダさんたち2頭は後ろ姿を披露してくれました….

友人とひさしぶりにに会えて楽しかった!

Amazon River Questというちょっとしたアトラクションもあります

貸切状態

たまには二人で写真でも撮ってみようかと

夜は毎度毎度お馴染み、East Coast Jumbo Seafood!
Black pepper crab! Tiger beer! Steamed buns!
学校のママ友とひさしぶりに会えました
みなさんお元気そうで何より、また会うのを楽しみにしています!
シンガポール、年に1-2度行って充電することにしました。あ~楽しかった!

そして昨日、シンガポール建国の父、リー・クアンユー氏の死が発表されました。私にとってシンガポールは生まれの国でも育ちの国でもありませんが、この素晴らしい国をここまで成長させたリー氏のことはいつも好きでした。シンガポール人の同僚は「彼がいなかったら、私は今頃メイドさんとして他国に出稼ぎのために渡っていたかもしれない」というくらい昔のシンガポールの状態は悲惨だったらしいです。

リーさんはいつもシンガポールの未来を心配していました。東南アジアの 他の国と同じレベルの発展途上国から、世界でも有数の先進国にまで進歩したシンガポールの未来を。もうそんなに心配しなくても大丈夫だと思いますよ、天国のリーさん。