8.13.2013

メイドさんも夏休み(その2)

前回にひき続きメイドさんネタ。

やることのない我が家でどうやって夏休みを過ごしてもらえばよいのでしょうか。5週間も一人でいると次のような事態にならないかという懸念。
  1. 熱中症
  2. 脱水
  3. 飢死(犬並みの信用か?)
  4. 盗難
  5. 暇すぎる(実はこれが一番心配)
  6. 我が家でフィリピン的パーティーを開催
さて上記5。これが難問ですが、今夏は次のように工夫してみました。
  1. Starhubに電話してフィリピンチャンネルに加入。平常時彼女の部屋にテレビはないし、時間もないはずなので加入はしていませんが、子供たちも私もいない夏休み期間中は加入して(月16ドル)彼女がいつでも懐かしいフィリピンの番組が見られるように用意しました。
  2. 平常時は思いつかないような場所でも掃除しておいてもらう。
  3. 普段からGrouponで彼女が通えそうな一回きりのクッキングクラスに目を光らせていました。今までスコーン、カップケーキ、パン作り教室などに行ってもらいました。
  4. 以前のエントリーでも紹介しましたが、Expat Kitchenというお料理教室でメイドさん専用のfocus classesに申し込みました。彼女はすでにbasicやintermediate classを受けているのである程度料理は上手にできますが、今夏はいろいろな国のお料理や普段よりも工夫が必要なお料理に挑戦してもらうことにしました。全部で4回行ってもらい(週に1度、3時間ずつ)、私が帰ってきた先週から試しにいろいろとお料理してもらっていますが、思いのほか上手にできているので高いお金を払ってよかったなと思います。我が家に遊びにくるお友達がいたら今度からは次のようなお料理を振る舞えそうです。
  • Greek chicken parcels: ベーキングシートを利用して鶏胸肉、チェリートマト、ほうれん草とフェタチーズなどをハーブと一緒にオーブンで暖める一品。
  • Moussaka: なすを使ったお馴染みギリシャ風ラザニア。ベシャメルソースも手作り。
  • Roasted pumpkin feta and spinach salad with a curry dressing: カボチャ、カシューナッツ、ほうれん草、フェタチーズが入った地中海風サラダ。
  • Couscous stuffed zucchini: クスクスとズッキーニが好きな私。ズッキーニの中にトマトソース味のクスクスを入れてチーズをのせて焼いたもの。
そして最後上記6番「我が家でフィリピン的パーティーを開催」しないようどう工夫するのか。彼氏を連れ込んで夫人の洋服を着てベッドで寝ていたところ見つかってしまった伝説的メイドさん。仲間を呼んで大騒ぎをしていたところ家のご主人が帰ってきて見つかってしまったワイルドなメイドさん。似たような話はたくさん聞きます。しかし我が家のメイドさんは今年で50歳になる「高齢メイド」だし、私が不在中に我が家で大騒ぎしようと思い立ってしまわれてはもうコントロールできないので、もし仲間を呼んでオールナイトで騒いだとしても帰ってきたときに何も壊れていなくて家の中がきれいだったらいいかな..... という諦め気分。

先週帰ってきたときはいつも通りの家にいつも通りのメイドさんがいたので安心しました。本当は突然死などが一番怖いしね。みなさんもお気をつけくださいませ。

8.12.2013

メイドさんも夏休み(その1)

5月に一度投稿して以来の投稿となってしまいました。

実は夏休み中ほとんど家にはおらず、ホーチミン、バンコク、ロサンゼルス、サンディエゴなどなど忙しく仕事&遊びのために旅行していたため、投稿をさぼってしまいました。

子供たちは6月下旬にさっさと日本の小学校へ体験入学に行ってしまい、私もほぼ5週間不在となる予定だったため、当初はメイドさんをフィリピンへ一時帰国させようと考えていました。ところが、「お金がかかるため」シンガポールにいさせてくださいとの返事。飛行機代はこちら持ちだし、どういうことだろうと聞くと、どうやらと遠い親戚から自分の家族にまでお金をせがまれるため、シンガポールにいたほうが安上がりだそうな。ナルホド。

さてメイドさん(つまりは他人)を5週間も監視なしで家に置いてよいものだろうか。いろいろな良からぬ結果が脳裏をよぎる。
  1. 熱中症
  2. 脱水
  3. 飢死(犬並みの信用か?)
  4. 盗難
  5. 暇すぎる(実はこれが一番心配)
  6. 我が家でフィリピン的パーティーを開催
などなど。

そこでどうしたらよいのか。

本当に本当にうちにいて欲しくない場合はメイド斡旋業者に頼んで一日15ドルでtraining centerという名ばかりの宿泊施設に泊めてもらうことができます。私としても一人で寂しくしているよりも、上記1−6すべてのリスクを回避できるし、彼女も宿泊施設にいたほうが仲間と一緒にワイワイ楽しいかと思ってこの案をメイドさんに提示したところ、「できたらそこには行きたくない(彼女的には大きく首を横に振っているのと同じ)」と言われてしまいました。いったいどういう所なのでしょうか.... 汚いのかな...

ということで、我が家でhouse sittingしてもらうことになりました。

まずは上記1−3を回避するために食費を一日に20ドル渡しておきました。20ドルという金額が果たしてどうなのかというのは正直分かりません。私は、シンガポールのフードコートでは一回5ドルで食事できることから、一日3食x5ドル+αという雑な計算でこの金額に決めました。つまりは毎食フードコートで外食しても余るはずの金額です。

上記4はまあ、我が家にあまり高価なものがないことと、最近は信用するようなってきたことから考えなくてもよいことにしました。

次回に続く。

5.27.2013

KL旅行

長男の友人ご家族に会いにマレーシアはクアラ・ルンプール(KL)に行ってきました。もともと彼が誰かからKLにキッザニアがあると聞いてきて是非行ってみようという話になったのでした。

KLはシンガポールと比較して大都市で、やや発展途上。渋滞あり。物価は半分くらいで、お得感十分。しかしジャカルタなどと比べると渋滞は軽く町並みもきれい。日本のDAISOや紀伊国屋などがモールに入っているので親近感あり。公用語はマレー語ですが、どこでも英語が通じるので便利。車で4時間程度、飛行機だと1時間くらいで着いてしまいます。我が家は次男くんが車酔いするのでもちろん飛行機で入国。

さてKLでは子供フレンドリーな観光スポットを3つ体験しました。

1.キッザニア
今回長男の第一目的キッザニア東京のキッザニアと比較すると空いていてやや割安。アトラクションは似ているけど、なんだかこちらのほうが街中の道幅が狭かったような気がします。KLのキッザニアにはSpy Agentという職業があり、まあ、「探偵」みたいな感じでしょうか。また、東京のキッザニアでは混んでいて体験できなかったパイロットは無事にこちらで体験できました。こちらでも消防署は出動する際に子供たちを消防車に乗せて町を一周。マレーシアの各ブランドがスポンサーしていて(当たり前だけど)銀行などは三井住友ではなく現地のCIMBバンクでした。
Spy Agentで並んでいるとき
歯医者体験
ビルの窓清掃体験(説明を聞かずにこちらを向いているのが長男)
2.FRIM(Forest Research Institute Malaysia)
これは緑豊かな森林公園で、熱帯雨林特有の動植物を観察できます。我々は全敷地の1/5くらいを占める山道を歩き(上り1.5kmくらい)、Canopy walkwayという吊り橋を体験しました。高所から木々を観察するために作られた吊り橋が今では観光スポットとなっているようです。もともと背の高い木々の上を吊り橋で歩くのですから結構な高所です。道中、次男くんは学校の体験学習で学んできた同じ植物を見つけて喜んでいました。
いよいよ急勾配
Canopy walkway. こういう吊り橋がいくつも連なっていて高所恐怖症ならとても無理

下りも結構体力使いますが、子供たちは大喜び
3.Petrosains
今ではKLのシンボルとなったペトロナスツインタワー内にあるアトラクション科学館ペトロサインス。急げば2時間程度でも回れるけど、本当は一日中見学していたいくらい手の込んだ展示がたくさんあります。私たちは帰国の朝にやや急ぎ足で訪れたので2時間弱で回りましたが、子供たちを各展示から引っぺがすのが大変でした。もともとペトロナスはマレーシアの国営石油会社。この科学館の見せ場はなんといっても本来ならばヘリコプターでしか行けない海の真ん中にある海上石油採掘基地を再現したオイル・プラットホームの実物大模型です。

旅行には欠かせないUNIQLOドレスを着てタワー前で撮影
風速?km/hrの世界を体験してこの顔です。ちょっと耳でかくないですか?
科学館なだけに数学のパズルで頭使っています。
我が家の傍若無人ペアはどこに行っても明らかにジャパニーズと分かるし、今後その土地へ旅行する他の日本人に申し訳なくなるため今まではあまり旅行に連れて行っていませんでした。しかし今回は大変ながらも安全に楽しめたし、旅行先でもちゃんと食事をしてくれたので、今後は少しずつ連れ出そうと思えました。彼らはもともと怖いものなしでチャレンジ精神旺盛なので、何事にも前向きでポジティブなのは助かります。もう少しけんかが減って静かになったらサイコー。

5.17.2013

楽しい子育て(その6)

子供たちがしつこくしつこくペットが欲しいと言ってきます。幸いなことに(?)我が家は全員犬や猫アレルギーなので、普通のペットは飼えません。

そこで長男がアレルギーの出ない熱帯魚ならどうかと言うから、それでは試しに(?)ということで「絶対に枯れない」African Violetという花が咲く雑草を買ってみました。すると、まあ、100%彼のせいではありませんが、見事に数ヶ月で枯れました。ということで我が家は(特に私が)あまりペットや植物を育てる素質に恵まれていないようです。

さてここで諦めないのが我が長男。大好きな図鑑で調べた食虫植物について語ってくれました。これを「ペット」として飼うのはどうかと。ん?植物を「ペット」として?よく考えてみたら、
1.臭くない
2.アレルギーを起こさない
3.排泄しない
.おふろに入れなくてもよい
5.種類によっては私が嫌いなクモやその他虫を食べてくれるかも...
6.鳴かない(マンションに住んでいるし)
最高の「ペット」として条件が揃っているではありませんか!

そしてシンガポールの新しい植物園Gardens by the Bayで食虫植物が観察できることを知り、早速見に行ってきました。長男・次男ともに虫を食べる植物を見ておおはしゃぎ。
ちょっと見にくいですが、Nepenthes × trusmadiensisという種類が生えている
Nepenthes × trusmadiensis

Heliamphora chimantensisという上から落ちてくるものを食べる植物

Heliamphora chimantensis
我が家にもついに「ペット」登場か?

5.16.2013

楽しい子育て(その5)

先日長男がフランス語劇に参加しました。カナディアンスクールに通っている利点として、週に4回のフランス語の授業が行われるというのが挙げられます。実際は1回たったの40分なので、あまり身についていないようですが(というか昔のフランス語力は急降下中)、ないよりはましといったところでしょうか。

そんな中、フランス語の先生方が力を合わせてFrench Nightという企画を実行してくれました。小学校1年生から中学3年生までの生徒たちが「3匹のこぶた」のキャラクターを演じたり、フランスの有名童謡を歌ったり、オリジナルの寸劇を披露したり。

長男のクラスはイギリス童話Goldilocks and the Three Bearsのパロディーを披露してくれました。どうパロディーかといいますと、オリジナルよりもクラスの人数のほうが多いためか、いろいろな動物が台詞つきで出演していました。

長男はcoccinelle(てんとう虫)役。台詞はたったの2回ですが、あがり症の彼にとってはおそらく一大事。しかし彼はどうやらすごく今回気合が入っていたらしく、相手役をして一緒に練習してくれとか、発音はどうかとか、いついつだから見にきてくれとか、いつになく多くのリクエストをしてきました。私はこの機会をうまく利用し、押し付けるようにではなく、彼にとって人前に立つのをポジティブな体験に変えてみたいと思いました。

工夫その1:普段ならお店に売っているハロウィン用のてんとう虫コスチュームを購入して済ませるところですが、今回は全体の雰囲気を更に楽しいものにするために、手作りにしてみようと思いました。長男はもともと手先が器用でクリエイティブ。おばあちゃんにもらったお裁縫箱でお気に入りのぬいぐるみのほころびを自分で直すくらい。というわけで日曜日の午前中、次男の協力も得て3人で絵の具やクラフト用のポンポンやノリにまみれて手作りのてんとう虫コスチュームが完成しました。

工夫その2:発音が間違っていてもそこまで厳しく直さない。ただし、ゆっくりと発声するようにだけは注意しました。4歳のときの保育園の劇で一言も発せなかった彼ですから、ステージに立つだけでバンバンザイ(期待度はほぼゼロ)。

そして当日。仕事のためぎりぎりにしか到着できない私ですので、あらかじめメイドさんの協力を得て混雑している講堂できちんと席を確保しておいてもらい、無事着席できました。マイクの助けもあって、しっかりとゆっくりと発声して台詞を言うことができ、最後全員で言う台詞も忘れず、おじぎをして無事に終了。
左が3番目の黒いのが彼です。全員でLa prochaine fois, frappez a la porte!と言って終了。

















満足した彼は帰ってから自分の写真を見て「かわいい~」と言いながら寝ました。

最左側でマイクを持っているのが長男です。てんとう虫の羽は手作り。

先生も彼を主役にせずにうまく脇役として使ってくれたものです。こういう体験を重ねて少しずつ苦手を克服していければと思います。

4.09.2013

モルディブとは天国なり

海を満喫して先日モルディブより帰国しました。前回エントリーでは首都マーレにはアルコールがないことを嘆いていましたが、無事に5日間の仕事を終了。

写真はマーレ市内にあるクリニックの前で撮ったものです(仕事している写真を一枚くらい掲載してみました)。


そして出張で最終日に訪問したモルディブ最南端のガン島で、滞在を3日間延長して待ちに待ったモルディブリゾートライフ初体験(アルコールつき)。

まずはお約束、海の写真。こんなに透明度の高い海を見るのは生まれて初めて。


ここのリゾートはモルディブ初のゴルフ場(9ホール)を建設したことで有名で、宿泊客は無料で道具を借りてゴルフを楽しめます。インストラクター代も無料。初ゴルフ体験が打ちっぱなしではなく9ホール、なんとも贅沢なこの状況ですが... 他に客がいなかったからできるものの、かなり下手っぴでインストラクターも私も第一ホールでギブアップするありさま。

その他パラセーリングやシュノーケルなど楽しい海のアクティビティ満載。今度は子供たちも連れてきて一緒に体験しようと決めました。野生の若ウミガメを目撃しました!

本日10日ぶりの職場復帰なり。つらくないわけがない(笑)。

3.31.2013

今度はモルディブ

さて昨年4月にブルネイ出張をしたのと同様、今年はインド洋に浮かぶ島国モルディブに来ています。今年も会社の女性同僚と二人で仲良くやってきました。

バカンスで訪れた方もいるのではないでしょうか、私はこれで二度目ですが、一度目は滞在時間なんと1時間半(患者さんとシンガポールに緊急医療搬送したため)、今回は出張。良い思いはまったくしていません....

今回の出張で苦労している(しそうな)ことは次の通り:
1.基本的にイスラム教国家なため、女性の権利や社会的地位が世界水準に達しておらず、あまり道行く女性がいません。歩いていてもヒジャブを被っている方が多いこともあり、外国人と言えどもこちらも着る服に注意しなくてはなりません。ということで今回の荷物には胸の谷間みえみえのすけすけのミニミニスカートは入っていません(そんなの持っているわけないっつうの)。
2.今日は飛行時間を含めて計12時間勤務となったわけで、首都マレで一番の高級ホテルで一杯やろうと思っていたのに、レストランにアルコール類を置いていないではないですか!ブルネイ出張を読んで下さった方々は覚えているかもしれませんが、昨年の今頃もちょうどブルネイ滞在中に同じような状況に陥っていました。さらに、ブルネイでは計画的な酒飲みのために「持ち込み可」の法律があったのに、モルディブでは「持ち込みも不可」。

そのうち海の写真を掲載します。海沿いで育った私ですが、モルディブの海ほど美しい海はおそらくほかにないと思います。

そして昨年同様再び5日間の禁酒生活を体験して参りたいと思います。

2.27.2013

タイプサム

今年2月3日に行われたヒンズー教のお祭り、タイプサムの見学に初めて行ってきました。深い意味はよく分かりませんが(詳しくは英語版Wikipediaで読んでください)、インド人の男の人たちが体のあらゆるところに針を刺してヒンズー教寺院まで行列して歩いていくお祭りです。

さてあまりにも野蛮・壮絶なため、本場インドでは禁止されているこのお祭り。シンガポールやマレーシアなど東南アジアにいるタミル系のインド人しかやっていないという話です。

次男が柔道の半日合宿に参加していたため、長男と二人で挑みました。


写真の男性は二人とも胸部・腹部・背部のほか、唇や肩などに針を刺してこの大きな金属の飾りをかついでいます。行列を 歩くとき、飾りが落ちそうなのか、あるいは痛みがあるのか必死に手で支えていました(汗)。実際のお祭りでは、何も刺されていない何もかついでいない裸の状態から上のような完成図になるまでを経時的に観察できました。
行列して寺院Aから寺院Bまで歩いていく参加者の前で記念撮影。
写真を通じては伝わないのがその場の「騒音」。太鼓だかタンバリンだかとにかくうるさかった!派手好きの長男も一時間ほど観察したら「もう帰ろう」と。刺激が多すぎてオーバーロードしていました。

一度見学したら「もう来年までいいや」という満腹感を味わわせてくれるタイプサム。みなさまも1~2月シーズンに東南アジアに立ち寄る機会があったら是非どうぞ。

2.26.2013

2013年の抱負

2013年のNew Year's Resolutionはみなさますでにお決まりでしょうか。

結局毎年毎年新年の抱負なんて長続きしない私ですが、今年の私は違います。

私はこの場で宣言・公表することによって自らプレッシャーがかかるように仕向け、そして継続できることを期待しています。ダイエットなどでも周囲に宣言してしまったほうが長続きするようですが、それと同じ論理です。

2013年の抱負(表記文字を大きくすることによって本気度を強調)
1. ジムに週に2度通う
子供たちが生まれる前はジム、スキー、たまにテニス、ヨガ・エアロビに通って楽しく運動ができていましたが、実はここ10年ほどは継続して運動をしていません。つまりは骨粗鬆症・ロコモティブ症候群(ロコモ)への道まっしぐらです。ということで、無料で通えるマンション内徒歩1分のジム通い宣言。
(ここで私をよく知る人は「あ、またケチっているな」と感じるかもしれませんが、その通りです。結局通えなくなったときにあまり損失が大きくないようにとりあえず無料で通える施設へ。既に負け宣言か?)

2. フランス語再開
三日坊主の私が唯一昔から続けてきたのがフランス語のお勉強。現在では無理矢理仕事でも使うようになりましたが、ネイティブのようにはなかなかいきません。ということで安く勉強できる方法を以下に提案(またまた安価を求めている)。
  • Learnissimo: オンラインでネイティブスピーカーからレッスンが受けられるLearnissimoというサイトに加入しました。スカイプと同じ要領でフランス人の先生と30分間レッスンをするわけですが、これがまたなかなか楽しい。30分枠で均一SGD30(パッケージを購入するとSGD25くらいになる)。子供たち就寝後、午後10時頃からレッスンを開始するとちょうどフランスは午後4時なので先生側も都合が良い時間帯。しかもいろいろな先生にレッスンをお願いしてもよいので、浮気性の私はいろいろなと渡り歩いています(笑)。
  • DELF/DALF: やはり語学をやるときは目標を持たなければ長続きしません。以前日本に住んでいるときは仏検1級を目指していましたが、1-2点差で落ちること二回、結局合格しないまま再挑戦しないまま。そして今度はフランス政府公認のDELF/DALFを目標にしてみようと思います。期限:次の○び年まで(やはりどこか自分に甘い私)。
  • 読書: 本棚に眠っているフランス語書。これを読み漁ることにしました。というわけで現在読んでいるのがインドネシア人作家Ajip Rosidi氏の著書Perjalanan Penganten(フランス語ではVoyages des Noces)のフランス語翻訳本。なぜ私がこんなマニアックな作家のマニアックな翻訳本(インドネシア語➡フランス語翻訳があるなんて初めて知った)を読んでいるのか?それはそれは原著フランス語を読む力がなく、翻訳本はたいてい簡単な表現で翻訳されていて読みやすいからです(やはりどこか自分に甘い)。
  • フランス人友人を有効活用: 職場や周囲のフランス人とはたいてい英語で話してしまいますが、今度からは無理矢理フランス語で会話をする方向です。こんな場合、フランス人は大喜びで協力してくれるので有難い。これはまさに無料のフランス語レッスン(やはりお金のかからない方法であります)。

2014年の抱負宣言に同じブログエントリーをコピペしていたら注意してやってくださいね。

2.25.2013

iFly Singapore

月に一度程度、思考をこらして子供たちと週末新しい場所に出かけるようにしています。今月のスペシャルイベントは「iFly」でした。

シンガポールが誇る埋め立て地セントーサ島はまさに島全体が大きなリゾート。ここには水族館、ユニバーサルスタジオ、カジノなどなど観光客や地元人用の遊びが豊富に用意されています。

そして今回は次男が7歳になるのを待って一緒にiFlyを体験してきました。iFlyは一言でいうと、インドアスカイダイビング体験です。体位や体勢などの短い説明を聞き、ユニフォームに着替えてヘルメット・ゴーグル・耳栓を借りたら準備OKです。

下方からものすごい勢いの風が出てきて体を浮かせてくれるわけですが、45秒の体験を2回したら私自身はもうへとへとでした。子供たちはエキストラで3回体験しました。下の写真で赤いジャンプスーツが長男、青いジャンプスーツが次男です。青と白のジャンプスーツのインストラクターがずっとついているので安心できます。



空を飛ぶ体験ができてとにかく楽しいのですが、私は帰宅後髪の毛を解かすのに一苦労したのと(体験中強風に髪の毛を飛ばされるため)、翌日子供たちはまったく問題ないのに自分だけ筋肉痛だったのが印象的でした...


ぜひお試しあれ。

2.09.2013

Prawning

さて自然が比較的少ない都会生活の我が家。先日Grouponでごく近所でエビ釣りできることを知り、早速クーポンを購入して体験してきました。

まずはFish Spa体験。これはやったことのある人にしか理解できないような感覚が味わえます。写真のように足を魚のタンクに浸けるのですが、直後に小さなお魚さんたちが皮膚をつついてきます。どうやら30分ほど浸けているとお肌がすべすべになるとのことですが、30分間もあの感覚を我慢していられる人はどれくらいいるのでしょうか。私はせいぜい5分くらいで限界を感じました.....
 そしていよいよエビ釣り体験。ボーイズたちは大喜び。自分でエサを釣り針に刺して見事に大型のエビを釣り上げることに成功していました。
当日はあいにくの雨でしたが、晴れの日だとその場で塩こしょうで味付けして串に刺していただくことができるそうです。

私はエサとなるミミズがあまりにも気持ち悪くて(うねうね動くんだもん)、無害な乾燥エサにでもしてくれないかと今度頼んでみようかと。

何はともあれ、釣れたエビはその晩うちで美味しくグリルにしていただきましたとさ。

2.08.2013

Legoland Malaysia

子供たちの学校が平日に休みだったので、みんなで国境を超えてLegoland Malaysiaに行きました。

WTS Travelという会社が毎日レゴランド行きのツアーを開催しています。往復のバス代とレゴランドの一日パスポートが格安でセットになっています。待ち合わせ場所に行くと、平日なのに大型バスが満席になるくらいレゴランドに行く客が多いことに驚きました。

行き帰りとも出国・入国審査を含めて1.5時間くらいでレゴランドに到着しました。シンガポール側、マレーシア側の両方でいちいちバスを降りてパスポートをチェックしてもらわないといけないのが面倒でした(国境を超える以上はどうしようもないことである)。


レゴランド内は主にクレジットカードで昼食やお土産の支払いを済ませました。水に濡れる乗り物の周囲ところどころに体全体を乾かしてくれる「全身乾燥機」があったのですが、それはさすがに現地通貨で支払うほかなく、少しだけはMYRを持参したほうがよかったと反省しました。

今までジェットコースターはそんなに好きではなかった我が家のボーイズですが、今回のレゴランドですっかり克服し、同じ乗り物に3-4回続けて乗ることもありました。



自家用車を所有していない我が家にとってこのツアーは最適でした。レゴランドはまだ未完成で、園内での水遊び場(水着に着替えて本格的に水遊びできる)や隣接のホテルがまだ開いていませんでした。

次の機会にはシンガポール国内のUniversal Studiosに行ってみることにします(前回のUniversal Studiosではまだジェットコースターを克服していなかったので、あまりお得感がなかった)。また写真つきで報告します。

1.18.2013

楽しい子育て(その4)

最近自分の中で発見したことがあります。それは自分自身の感情起伏が正規分布の形をしていることです。


正規分布の例
怒りの端 喜びの端


我が家では上の図の白い部分は次男担当、オレンジの部分は長男担当です。

次男は本人の感情の起伏も比較的少なく、字もきれいで優等生タイプ。まじめに宿題をするし、先生にほめられようという努力が見られます。親としては彼に癒されることも多いのですが、その代わり次男くんはやんちゃ坊主で、お兄ちゃんをいじめることもあり、暴力をふるうので注意することも多くあります。彼は図の白い部分担当、私は多くの場合彼のことで喜んだり怒ったり悲しんだりしています。内容は平均的。

長男はこれまたヒステリック(親似)でunpredictable。字は汚いし、勉強はあまりしません。最近になってようやく「宿題はするもの」というコンセプトが本人の中で定着したよう。自分の中でのタイミングがあり、決してこれより早く物事を進めません。彼は暴力的ではありませんが、たまに信じられない羞恥の的となることがあり、先が全く読めません(いったん怒ると手がつけられない、2歳児のようなときもある)。その代わりごくごくたまにですが、感じたこともないような喜びを味わわせてくれるのは彼で、従って彼は上の図の極端、オレンジの部分担当です。内容は極楽か地獄。

今日ひさしぶりに仕事が休みだったので学校に行きました。すると先生に呼び止められ、「お宅の長男さん、写真が掲示板に貼ってありますよ。見に行ったらいかがですか」と。

ん?ついに指名手配か?

ドキドキしながら掲示板を探すと、ありましたよ。ど真ん中に顔写真。
もう少し近付いてみると、どうやら何か書いてあります。


訳しますと、
4年2組のカワバタヒロくんは遠足に行く途中で自らごみを拾っていました。なぜそのようにしているのかと聞かれると、彼は「テレビでごみが鳥に害を及ぼすと知り、ここの鳥たちには害を及ぼしたくなかった」と答えました。
こういうときは私の気分は正規分布の右端、オレンジの部分。

今後もこの正規分布で感情を表現していこうかな。「左端オレンジの部分」の日はみなさんお近付きになりませんよう。

1.09.2013

メイドさん(余談その4)

メイド仲介業者はメイドさんの紹介以外に、トラブルが起きたときのカウンセリングも行ってくれます。今回のようなケースで、第3者として話を聞いてもらえるのは非常に助かります。

仲介業者のDilaに事情を説明したら、一瞬Dilaの顔がくもり、はっきりとは言わなかったけれども荷物の中身を聞いた彼女の心の中では「明らかに詐欺だろう.....」という考えがよぎったようでした。Dilaの提案は、Singpost(シンガポールの郵便会社)に電話してトラッキング番号から詳しい情報を知り得てはどうかということだったので、是非にとお願いしました。

Dila: ロンドンから送られてきたトラッキング番号45457SDFGの荷物がどうやらマレーシアで止められているようなのですが。
Singpost: そのようなトラッキング番号は存在しません。ロンドンから送られてきた荷物は最後がGBで終わっているはずです。また、シンガポールに届くはずの荷物がマレーシアで止められているのもおかしな話です。正しいトラッキング番号を送り主から聞いてきてください。
Dila: どうやらマレーシア当局よりUSD4000の請求をされているみたいなのですが。
Singpost: たとえ罰金の対象であってもせいぜいUSD400程度で、そのような高額に及ぶことはありません。

というふうに徐々にこの話は完全に詐欺だろうということが明らかになってきました。Dilaは電話を切った後にメイドさんにこの話はおかしな点がたくさんあるから考え直したほうがよいと説明しました。

メイドさんが「あぁ、これは詐欺なのだな」という表情をしたところで、私はやっと彼女もだまされていた側なのだと確信し、妙に安心しました。

学習点:明らかに疑わしい場合でもいきなり否定するのではなく、第3者も交えて状況証拠を増やしていき、相手の気持ちやプライドを傷つけないように対処すべし。

メイドさん自身も納得したのでしょうか、数時間後に携帯にメールが届き、「もう二度とこのようなことにならないようにします。お許しください」だそうだ。

メイドさんはその育った環境から「ずる賢い」か「ナイーブ」、極端な二層に分かれる人種であることを忘れてはいけません。我が家のメイドさんはその後者のナイーブなのでしょうけれども、しばらく要観察だなと思いました。自分の子供がこのような詐欺に巻き込まれたら大人になるためのステップと考えることはできますが、私自身より年上の人がこうも簡単に巻き込まれるといちいち対応しているのがおそらく面倒になってきます。

そして次のメイド関係のネタが出現するまでメイドシリーズお休み。