7.09.2015

近所に引越し(その4)

アメージングタイランド。

仲介のおじさんから届いたメール。実は家主との仲介をしているこの夫婦はその家主の代表でもあるし、借主(私)の代表でもあります。同じ人間が家主側・借主側の両方を担当するのは、シンガポールでは法律上禁止されているのですが、こちらでは当たり前のようにこのような状況に遭遇します。昨年、私は何も知らないままこの状況に陥ってしまっていました。

さて、問題のメール:
家主と次の借主の間で引越し日についていろいろとやりとりがありました。次の借主が8月10日には引越したいと言っているため、あなたには7月31日までに出ていっていただきます。

このメールはいったいどの契約書に基づいた内容を書いているのでしょうか。私は一応契約書に基づいて9月14日までの家賃を支払う準備をしていましたし、本当は8月14日で契約解除したかったのですが、契約上は無理だと言われて諦めていました。

しかし、この人たちは次の家族が早く入居したいという理由で、私を7月31日にこの家から追い出そうとしています。

ということで、私の結論:
タイの契約書は紙切れ同然。

そういえば、以前も私の常識が通じない場面がありました。アナタはタイに住めますか(シリーズが少しかぶってきたなぁ)。

さて話は続く。

7.08.2015

近所に引越し(その3)

前回の続き。

仲介業者からの衝撃のメールにはいきさつがありました。

9月14日に引越すことを決めた私ですが、その前に一応現在の家主に「次の契約が8月15日開始だから、8月14日にここを出ていってもよいか」という内容のメールを5月20日に出していました。だめもと。契約からは逸脱するので、だめもと。しばらく返事がなく、現在の家主は私が2年間の契約を全うしないことにかなり憤慨しているらしく、ことを荒立てないほうがよいというアドバイスを会社から受けて、結局9月14日の引越しを受け入れていました(契約書に沿ってこの日付を決めている)。

それの返事が以下の通り(6月30日到着):
Dear Akiko,
My wife has been back and forth to the owner and to the prospect tenant about the new family moving in. The owner cannot accept your proposal as the new tenants will move in by the 10th of August and any longer delay they will not sign the lease. Therefore your last day will be no later than the 31st of July.

意訳:
家主と次の借主の間で引越し日についていろいろとやりとりがありました。次の借主が8月10日には引越したいと言っているため、あなたには7月31日までに出ていっていただきます。

次に続く。

7.07.2015

近所に引越し(その2)

昨年引越してきた7月15日当日から今年の9月14日(ちょうど14ヵ月間)を楽しみにしていた私。

そして引越し先は昨年から目をつけていた新築物件で気に入ったものに決めました!ダウンサイズするし、家賃は高くなるけど、その分新築だし、アフターサービスも評判よし。

引越し先に9月15日からの契約でお願いしたところ、「遅すぎる」という返事。ここの物件は「アメリカ大使館」や「Chevron」などの大手が、夏休みに引越しくる駐在員のためにまとめて10戸以上借り上げる物件なのです。家主は「どうせアメリカ人らがやってきて8月1日付けで大量に借りていくだろう」と思っているらしく、入居時期に対してすごい強気。私みたいな小物が「9月入居にしてください、ぴよぴよ」と言ったところでまったく動じず。

何度かやりとりしているうちに8月15日の入居で交渉成立。1ヵ月間だけは二軒の家賃を払うことになりますが、まあ、最初にいまいちな物件で契約してしまった自分に対するお勉強代だと思って諦めていました。

さて現在のおうちも次の借り手が決まり、わりと順調に進んでいるように思えていた矢先。

不動産仲介役を務めている夫婦のご主人から次のメール。

Dear Akiko,
My wife has been back and forth to the owner and to the prospect tenant about the new family moving in. The owner cannot accept your proposal as the new tenants will move in by the 10th of August and any longer delay they will not sign the lease. Therefore your last day will be no later than the 31st of July.

読んだ瞬間に愕然としました。

次回この内容を解説。

7.05.2015

近所に引越し(その1)

夏休みに入ってボーイズが毎年恒例、日本の小学校への体験入学(5週間)のために旅立ったいったあと、私は一年分の出張を3週間に詰め込むべく、5ヵ国を行き来していました。

ひさしぶりのブログ投稿。

実は「物件情報(その7)」で報告して以来、今夏引越しをするのを楽しみにしていた私。

しかし、さわやかな話ばかりではありません。
 
こちらタイで活躍している日系の不動産会社のHPによると、diplomatic clauseというのは駐在員にとってとても重要。
契約書には、【転勤の場合の途中解約条項=Diplomatic Clause】を必ず追記してもらうこともお忘れなく!これを追記せずに更新してしまい、いざ本帰国・転勤!となった場合、保証金返還のトラブルが起きることとなります。 

実は現在の家の契約書にも、2年契約にも関わらず、14ヵ月で契約解除できるという文言が記載されています。契約書によっては細かく記載があり、「国外転勤や本帰国」というプロフェッショナルな理由がなければこのdiplomatic clauseが利用できないとされています。
 
私の契約書の記載では幸いその理由付けが必要なかったので、最初から気に入らなかったこの家は14ヵ月ぴったりで出ていくと決めていました(引越した当日から)。引越すと決めていたので、お友達にも転居を知らせる葉書を出していなかったし、14ヵ月過ぎるのをカウントダウンする毎日でした。荷物はすぐに引越せるように一部ダンボールのまま☆
 
9月14日。14ヵ月も前から決まっていた引越し日。
 
次回に続く。