マレーシア政府に荷物を送ってもらうためにUSD4000を用意したいと言ってきた我がメイドさん。
以下、この話がちゃんちゃらおかしい点を復習しておきたいと思います。
ちゃんちゃらおかしい点その1:
彼女はすでに50歳近い年齢、その父親ときたら多分よぼよぼの70歳そこらの男性で、ベトナム沖なんちゅう過酷な状況で働いているわけがない
ちゃんちゃらおかしい点その2:
船便だろうと航空便だろうと(このシナリオではどうやら船便)、花束を送ったらイギリスから届いている頃にはしおれていること間違いなし
ちゃんちゃらおかしい点その3:
ダイアの指輪やUSD25000など、雇い主の私ですら持っていないような高級なものがなぜメイドさんに届くのか。そのような高級品を送ってくれる「父親」がいるのならなぜ彼女はメイドとして我が家で働いているのか。
ちゃんちゃらおかしい点その4:
シンガポールに届く荷物がマレーシアでつかまっているのもおかしい。シンガポール入国の時点で荷物をチェックされるのならまだ理解できる。
ここまでで既に4つのちゃんちゃらおかしい点があります(まだまだある)。
さてここで彼女は私を説得するために「お父さん」という人物にスカイプ電話をかけました。どうやらベトナム沖からは電話はできないけどスカイプはできるらしい。すると、その人物がまたちゃんちゃら怪しい人物。まず英語のアクセントが明らかにフィリピン人のアクセントではない。さらに彼女は母国語のタガログ語ではなく、英語でその人物をしゃべっている。お父さんとは母国語でしゃべるのが普通でしょうが。
この時点で私の考えは2つに分かれていました。
1.彼女もグルで私からお金をせびろうとしているのか
2.彼女はカモで、「お父さん」にだまされているのか
この後、電話を切った後にもう少し詳しく話を聞くことにしました。
次回に続く。
3年半住み慣れたシンガポールを離れ、2014年夏から微笑みの国タイ王国に移り住みました。多忙なママとやんちゃな子供たちには新しい土地でいったいどんな冒険が待ち受けているのか。毎日の出来事や日々考えていることをつづっていきたいと思います。
12.29.2012
12.27.2012
メイドさん(余談その1)
さて大人気だったメイドさんシリーズ(笑)。今回また少しだけ復活させたいと思います。
前回後半で主人公だったメイドさんの話。49歳フィリピン人女性。今も元気よく我が家で働いてくれています。
日本でクリスマス・正月を過ごすために子供たちは既に日本へと旅立っていた先週の土曜日のこと。ひさしぶりに朝午前9時くらいまで寝て気持ちよく朝食の紅茶を作っていたときにいきなりメイドさんが真剣な眼差しで....
メイドさん:奥様、相談したいことがあります。ちょっと助けて欲しいのです。
私:(危険信号。むむ、金をせびられる)どうしたのですか。
メイドさん:実は事情があってUSD4000をお借りしたいと思います。
私:(やっぱり)どういう事情ですか。
メイドさん:それが....
ここから事情を理解するのに約30分(言葉の壁の&信じられない状況のため)。
なので、彼女はUSD4000を貸してくれたら、その荷物がシンガポールに届いたらすぐに中に入っている現金からお金は返すと私に言ってきました。
次回に続く。
前回後半で主人公だったメイドさんの話。49歳フィリピン人女性。今も元気よく我が家で働いてくれています。
日本でクリスマス・正月を過ごすために子供たちは既に日本へと旅立っていた先週の土曜日のこと。ひさしぶりに朝午前9時くらいまで寝て気持ちよく朝食の紅茶を作っていたときにいきなりメイドさんが真剣な眼差しで....
メイドさん:奥様、相談したいことがあります。ちょっと助けて欲しいのです。
私:(危険信号。むむ、金をせびられる)どうしたのですか。
メイドさん:実は事情があってUSD4000をお借りしたいと思います。
私:(やっぱり)どういう事情ですか。
メイドさん:それが....
ここから事情を理解するのに約30分(言葉の壁の&信じられない状況のため)。
どうやら彼女のお父さんは現在ベトナム沖で仕事をしているのですが、そのお父さんがイギリスからシンガポールにいる彼女に荷物を送ったと。中身は次の通り:花束(?)、手書きのカード(?)、ハンドバッグ2つ(?)、ダイアモンドの指輪(??)、USD25000(?????)。それがマレーシア政府にトラップされ、現金の無断輸送をしていたため罰金も兼ねてUSD4000をマレーシア政府の銀行口座に送金したらその荷物をあらためてシンガポールに送ってもらえるとのこと。その口座番号や荷物のトラッキング番号などすべての情報が入っているemailも見せてくれました。
なので、彼女はUSD4000を貸してくれたら、その荷物がシンガポールに届いたらすぐに中に入っている現金からお金は返すと私に言ってきました。
次回に続く。
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