12.19.2014

ピアノの発表会

やはりピアノの発表会は全体的に予想通りのクオリティでした(そのうちこの毒舌のせいで逮捕されるかも)。

ともあれ、我が家のボーイズは「緊張する緊張する」と言いながら、自分よりうまい子は素直に褒め、 ちょっと間違えてしまった子がいると妙に同情・安心していました。
クリスマスソングの「パタパン」を弾き終わって安心した次男くん。
少し間違えてしまったけど、あまり気にしていない様子。
弾き終わり安心のあまりすぐに席に戻ったため楽譜をピアノに忘れてきています。
長男くんに関しては先生が気を利かせてか、もう半年以上もお気に入りで弾き続けている曲を弾くことになりました(シンガポール時代からずっと…..)。
あぁ、めでたしめでたし。

子供にもたまにこのような緊張感を味わわせるのもよいのかもしれません。

年末怒濤の発表会やイベント、これでひとまず終了。

彼らは週末に楽しい楽しい日本での冬休みに旅立ちます。スキー、雪、おせち、クリスマス。私は3週間の「子なし休暇」☆。

12.18.2014

クオリティの高い音楽会

毎度毎度学校の催しを少しバカにしてきたた私です。特に音楽発表会や演劇会は見ていてつらくなることもあり。

実体験上、アメリカの公立小学校の音楽発表会は練習不足、音痴、やる気なしの3凶。親は自分の子供を見て喜びますが、はっきりいって全体のクオリティは低い低い。日本の学校の発表会とは違い、生徒の自主性に頼っていることが多いのが原因だと思います。

しかし先週長男の音楽発表会では大変クオリティの高い催しを見させてもらいました!歌の質、生徒の練習量、選曲、発表会の構成すべて◎。
会場の大きなモニターには生徒や先生が出演するビデオが流されました
また、異国の歌が発表されるためあまり馴染みのない曲が多かったのですが、
画面上に題名が映し出されたので助かりました。

小学5年生全員が参加する発表会


ニュージーランド、ガーナ、ペルーなどの音楽を奏でました。
そして最も驚いたのが、音楽の先生方はガーナの音楽について勉強するためにわざわざ夏休み中にガーナに行って直接学んできたのだとか。それを授業中に生徒に伝えることによってこのように発表できるのですから、先生方も気合が入っていたようです。
 
最後にビデオ。本人は最上段で歌っていますが、周囲は自分ほど気合が入っていないので、自分の声が一番大きいのだとか。確かに楽しそうに歌っています。
今後の様々な発表が楽しみになってきました。
 
次は今日のピアノの発表会。でもこれはお二方の実力+練習量を知っているのであまり期待はせず笑。

12.17.2014

大変なお誕生日会

今から赤ちゃんを産もうと考えている方々へ。年末に産むのはやめましょう。

年賀状、クリスマス、おせち、大掃除…. いろいろ忙しい時期にお誕生日会も重なったら更に大変です。特にそれが小学3年生(9歳)のお誕生日会だったら....

以下実体験。

先日我が家の次男くんのお誕生日会を開催しました。長男のお誕生日同様、この無駄に広い我が家を利用して「家飲み」ならず「家パーティー」を開催することにしました。

さてお金をかけようと思えばいくらでもかけられるこの「お誕生日会」。生来「ケチ」な私はいかにお金をかけずに楽しめるか、という工夫をしてしまいます。ということで、大成功した長男のお誕生日会同様我が家で行うゲーム満載のお誕生日会を企画しました。

結果:一回成功したからといって二回目も成功すると考えたところあたりが甘すぎる。そして小学3年生児10人が私一人の言うことを聞くと思ったあたりが甘すぎる。私の考えが甘かった。
まずは、ゲームルームで始まったエアーホッケー大会。
トーナメント形式のエアーホッケー大会。
盛り上がったはいいけど、とにかく超特大音響の声援だったため、
私はここですでに疲弊し始めた。
次にスパイゲーム。スパイのため、みんなにDAISOのサングラスをかけてもらった!
ここらへんから半分くらいの子供たちは説明も聞いてくれず、ゲームに参加しているようなしていないような。
ハッピーバースデーのお歌のときはみんなテーブルに集まってくれたけど、
ほとんど食べる気はなく。
食べるよりも走り回る、音をたてる、風船をわるほうがよいようで。

最後はもう屋内に置いておくことはできず(鼓膜が破れる直前だった)、半強制的に外でサッカー!
これが一番楽しかったようで、来年のお誕生日会からは
特別な企画などせずに外で遊ばせるだけでよいかもと思いました。
今回思ったのは、我が家の男児二人は比較的扱いやすい?!

たった2時間のお誕生日会で疲労困憊。おそるべし小学3年生児。完全敗北。ちーん。

12.16.2014

ADHD的な子供をもって(その9)

シンガポールからバンコクに引越すにあたり、行き先の新しい学校に願書を提出するわけですが、これに「セラピーに通った既往歴がある」と素直に書き込みました(情報開示賛成派だから)。

すると夏休み中に学校側から気になる手紙が。

「入学は許可しますが、半年間の観察処分とします」

まだ何も悪いことをしていないのに入学前から「観察処分」?!

しかも最近はだいぶよくなって人前ではほとんど影響がなくなってきたのに?!

この場合の観察処分とは、学校での生徒の学習態度を入学後半年で担任、校長、カウンセラーの先生が話し合い、ひどい場合は強制退学にできるという制度です。

しかし、今度はこちらも強気です。2年ほど前の絶不調だったときよりも親として自信が出た私は、「はいはい、どうぞどうぞ」みたいな感じで観察処分という条件つきの入学を受け入れました。

そして入学して半年もたたない先週。ちょうどこのブログシリーズを書いている時期と重なるという好タイミングに、学校のカウンセラーから早朝に電話がありました。

学校から電話があるときはだいたい状況はよくありません。特にカウンセラーからの電話となるとなんだか怖い感じ。おそるおそる用件を聞くと、「ご安心ください。観察処分が解かれました」。なんと先生方全員意見一致で、彼は問題なく学校生活が送れると判断され、半年を待たずに観察処分の対象ではなくなり、強制退学の可能性もなくなったとのことです。

自信満々で観察処分を受け入れたつもりだったのに、実際に解かれてこんなに安心している私はやはりまだまだ小物☆。

シリーズ終了。ご声援ありがとうございました。最後に最近の写真を紹介。
理科の授業中。授業妨害とはもう無縁となりましたが、
'too passionate' と言われることが多く、どうやら彼は最近「熱心すぎる」らしい。
今もたまに挙手するのを忘れてしまう。これはもう性格の問題でしょう.....

グループワークはあまり得意ではないらしい(私もあまり好きではない)。
好きではなくてもなんとかこなせるようになったようです。

このように少人数グループでの学習のほうが好きだとか。

12.15.2014

ADHD的な子供をもって(その8)

その後。

わいみんに通って約半年でいったん卒業しました。わいみんが「これでしばらく様子見ましょう」と太鼓判を押してくれました。

しかし一度だけ「再発」したため、急いでわいみんに会いにいき、また少しだけ通いました。面白いことに、「再発」した患者本人が「ちょっと調子が悪いから、わいみんのところに行かなきゃ!」と大騒ぎ中に言い出すのです。本人はきっとすごくわいみんに頼っていたのでしょう。

「再発」後また沈静化して、現在どうなっているのか。

現状:字は汚い、せっかち、こつこつ嫌い、テーブルマナー悪い、朝起きるの苦手、何でも遅い、面倒くさがりや、期待外れだと立ち直りが遅い。

ほとんど単なる性格としつけの問題となってしまいました笑。

ちなみに、本当の本人を知らずにこのブログのエントリーだけ読んでると「どんなモンスターだ?!」と思うかもしれませんが、実はこの彼が我が家ではより「優しい、思いやりあふれる、悪を嫌う子」なのです。

最近は友人や他人の前ではすっかり大騒ぎをしなくなりました。本人は「はずかしい」ということが分かったようです。最近は家で大騒ぎをしても夜になると「お母さん、今朝はひどいことを言ってごめんね」と言えるようになりました。

彼が本当にADHDなのかどうか結局誰も分かりません。30年前の世界(ADHDの概念がまだなかった頃)だったら少し扱いにくい子供として片付けられていたかもしれません。もしかしたらただ一時的に性格が狂っていただけかもしれません。

でもあのときにできる限りのことをやって本当によかったと思います。親−子供だけで解決しようとしていたら両人とも狂っていたことでしょう笑。あまり感情移入しない第三者の介入は本当に有難かったです。

ところで、シンガポールで沈静化したと思っていたのに、今度バンコクに引越すに当たり、バンコクの新しい学校側から気になる手紙が…..

まだまだ続くでしょう?