4.11.2015

タイに住めるか住めないか(その3)

我慢大会シリーズその3。

みなさんはトイレを使用した後、手洗いをしますか?小○だろうと大○だろうと、トイレを出る前に手洗いをしますか?

日本のトイレにはよく手洗い励行のポスターが貼ってあって、トイレで用を足した後に必ず手を洗う私は(自慢?)なぜこういうポスターが貼ってあるのかといつも不思議に思っていました。こんな注意書きがなくても誰でも手くらい洗うだろう、と。
こういうポスターをトイレでよくみかけた記憶があります
確定的ではありませんが、実は、タイでは手洗いをしない人がいる印象があります。圧倒的に女性のほうが多い私の職場では、一緒にトイレを使用していて、明らかに手を洗わないで席に戻っている人がいます。トイレで私とすれ違う直前にその人たちはトイレを流しているわけですから、個室の中で何かしら用を足しているのでしょうが、手洗い場をスルーしてデスクに戻っていきます。窓際おばさん職員ではなく、ぴちぴちの新入社員が手洗い行程をスキップしているのを目撃してしまった私はしばらく自分の目を疑いました。

初めは「うそだろ?」と思っていたのですが、半年以上観察を続けましたし、現段階ではブログに書くくらいですから、わりと自信もって言えます。

この国の手洗いマナーはまだまだ徹底していない、と。
職場のトイレにはポスターや張り紙などなし
禁煙のサインとトイレ掃除当番表だけで、「手洗い励行ポスター」は見当たらない
日本のトイレで特に気にかけず読み飛ばしていたあのポスターが懐かしいです。あのポスターだけのおかげではなさそうですが、日本人がちゃんとトイレの後に手洗いをするのは素晴らしい習慣だと気付きました(当たり前ともいう)。

屋台でご飯を食べるとお腹を壊すこの国ですが、手洗いポスターをタイ中のトイレに貼れば急性胃腸炎や食中毒が激減したりして。

タイに住めるか住めないか。

続く。

4.10.2015

タイに住めるか住めないか(その2)

タイに住めるか住めないか。別名「我慢大会」シリーズ。

さて常夏の国タイ。日本の夏が年中あるような中で、クーラー、扇風機、うちわ(?)などが必需品です。4月から5月が一年で一番暑いとされているタイ、ときには40度の毎日が続くとか。

しかし我が家は暑さをしのぐ構造になっていません。

築8年の我が家のクーラーは日本でいう30年ものくらいの騒音なので、寝るときにつけっぱなしにできません。さらに、少し涼しい日は窓を開けて生活したいと思っても、網戸がついていないため年中虫が入ってきてしまいます。窓開放不可能。

さらにさらに、レースカーテン用のカーテンレールがありません。レースカーテン用のレールがないため、ドレープカーテンを開けてしまうと外からは丸見えです。ずっとカーテンを閉めたまま生活するわけにもいかないため、私は引越してから急いで目隠し用のフィルムを購入して窓に貼り付けました。
カーテンレールが1列しかない
窓にはフィルムを貼って近所が覗き込めないように工夫
カーテンレールがついていない窓もたくさんあります。お隣から丸見えです。特に夜。
共用スペースなどは網戸どころか、カーテンレールすらなく、
隣の家からうちの中が丸見え
暑さをしのぐために必要なクーラー、害虫を防ぐために必要な網戸、プライバシーを守るためのレースカーテンなどが家についていません。日本では当たり前過ぎて家探しのときに見過ごしがちなベーシックなものばかりなのですが、こちらタイで家を借りるときは隅々までチェックしなければなりません。
現在私はお店で一番高級で静かな扇風機を購入し、これを回してなんとか床に就いています。

みなさんも、家探しのときは最新の静かなクーラー、2重のカーテンレール、網戸などをチェックしてください!

ここの家主は8年間もここに住んでいたようですが、1階部分にカーテンをつけずによく暮らしていたなと驚いてしまいます。私とは感覚が違いすぎました。

タイに住めるか住めないか。

続き。 

4.09.2015

タイに住めるか住めないか(その1)

タイに住み始めて早9ヶ月経過しました

タイという国は大変興味深い。仕事をしていても、日常生活を送っていても感想は同じ。大変なおおごとは起きないけど、小さなインシデントが数え切れないほどあり、器の大きな人はこれらを流し、そうではない人はきっと「プチキレ」が日常茶飯事なのでしょう。
いったいどんなことが起きるのでしょうか。そして、読者のアナタはこれを流せるのか、「プチキレ」てしまうのか。新シリーズ始まりです。

毎年学校では記念撮影の日が設定されていて、この日ばかりは制服にシミがないかどうか朝から厳しく着るものをチェックする私です。子供の成長を一枚の写真で見ることができて、我が家では各学年の写真をフレームに入れて我が家のもっとも目立つ壁にかけています。
子供たちの成長が一目で分かるように時系列を考えて順序を決めています。
シンガポール時代、初年度の記念撮影。まだ幼いお二人さん。
このように兄弟を並べて飾るのが好きです。
さて問題は来泰2ヶ月後くらいのときに撮影された写真。新しい制服なので、シミも少なく、当日私は例年よりも安心して仕事に出かけました。二人とも前週に散髪も済まし、準備万端。

後日見せられたサンプル写真、二人とも写真うつりはなかなかいい感じ。我が家は初年度だからかかなり奮発し、キーチェーン、マグカップ、筆入れ、フレーム入りA4サイズなどなど注文してみました。

そして子供たちが持ち帰ってきた写真。
同じものを注文しました
みなさんには何がおかしいのか分かりますか?
同じ内容を注文したにも関わらず、なんだか雰囲気の違う2つの商品を渡されました。写っている人の「顔」だけが異なり、あとの要素は同一のはずでしたが・・・

まずフレームの色が違います。一方は白、もう一方は茶色。さらに(もっと許せない)、顔の大きさが違いすぎます。確かに我が家は次男坊のほうが顔がデカイのですが、ここまで強調しなくてもよいではないか!写真の校正をするときに何か基準などないのでしょうか、ここまで統一感がないと、一緒に飾る気にもなれず、いまだに壁にかけていません。
さてアナタはタイに住めるか住めないか?

続く。