8.17.2012

フードコート

昨日は和食店について書きましたが、そんな毎日外食で和食ばかり口にしているわけではありません。

シンガポールといえばバラエティに富んでいる食文化です。

そんな中で究極のB級グルメは地元のフードコートにあります。以下にその特徴を列挙します。

<種類>
中華はもちろん、シンガポールの多民族国家を象徴するようにマレー料理、インド料理、韓国料理、日本料理などがあります。フードコートの日本料理は少し脂っこくて胃にもたれるので、個人的には避けています。

<安い>
お金がない日はS$3-4(200-300)でお腹いっぱいにすることができ、その場で仕上げてくれるので出来立て感は十分。

<サービス精神欠如>
日本人的感覚でいうと客はほとんど怒られながらオーダーしているような気分です。
相手(たいていノーメークの怖いおばさん):「あん?何か欲しいの?」
私:「あ、はい。できれば×○×○をいただきたいのですが...」(いつになくした手)
相手:「そんで?辛くする?」
私:「あ、あまり辛くしないでください。持ち帰りで」
相手:4ドル」
私:「すみません、50ドル札しかないのですが」
この時点で相手の機嫌はなぜか不可逆的に悪くなっており、何も悪いことをしていないのにオーダー中にだんだんとへこんでいく私です。

<中国語が上達する(ようなしないような)>
シンガポールは人口の85%が中国系ですし、中国本土から働きにきている人が多いのか、とにかくフードコートのスタッフは中国語を好んで話します。インドネシアからベトナムから中国に至るまでアジアのどの国に行っても中国系ローカルに見られる私のomnifariousな顔ですが(単に肌が焼けてシミが増えただけ)、シンガポールでももちろん中国語で話しかけられます。そんなときでも焦らないために、(個人的な)基本だけは押さえました。
1.打包(dabao;持ち帰り)
2.四si kuai;4ドル)
3.有没有生啤酒?(you mei you sheng pijiu; ビールありますか)
4.不要太辣了(bu yao tai la le; あまり辛くしてないでください)
後は身ぶり手ぶり&愛嬌で乗り越えています。

シンガポールでまともなレストランや食事処で食事をとった場合、GST(消費税7%)とサービス料10%が後から自動的に請求されます。したがってレストランで支払いの段階になってメニューに表示されていた値段よりもだいぶ高く感じることが多々あります。そんな中、種類豊富で美味しいシンガポールのフードコートは、サービスが欠如していてオーダーするときに少しどんよりな気分になってしまっても毎日通ってしまうから不思議です。

ちなみに、お昼時に混雑しているフードコートで席をとっておきたい場合は、ポケットティッシュか新聞紙をその席に置いておくと誰もそこに座ろうとしません。私自身の感覚からすればポケットティッシュみたいな安いものが置いてあったら「誰か忘れて行ったのかな」と思ってそこは空席だと思い込んでしまいそうですが、シンガポールではポケットティッシュは場所取りの大事な道具なのです。

あっぱれシンガポールのフードコート!


0 件のコメント:

コメントを投稿