8.07.2012

メイドさん(その3)

シリーズでお送りする「メイドさんその3」。

さて、採用しただけでは自分にとって最適なメイドさんであるとは限りません。しっかりと自分のこだわりや好みを説明していかなければなりません。我が家の場合、子供たちの世話と料理と掃除と洗濯をすべてバランスよくこなしていかなければなりません(つまりは、スーパーウーマンのようなメイドさんが必要)。でもこのような説明では曖昧なので、具体例を挙げました:
1.  自宅の大理石や木の床は裸足で歩きたいので、毎日掃除機をかけること。床の拭き掃除は2日に一度すること
2.  夕食は同じメニューを1カ月に2度以上は出さないこと
3.  タオルやシーツは週に2度変えること
4. 子供たちの安全が最重要なので、家事がおろそかでも子供たちの世話をしていた、など理由がしっかりとあれば可
などなど。

また、何度言っても同じようなミスを犯す場合は、書面にします。

自分のこだわりをすべてリストアップしたら最終的にはA4用紙10枚分の長い書類になってしまいました(ほとんど論文)。自分は本来は神経質な人間だったと思い知りました。

ところでメイドさんというのはどれだけ働き者なのでしょうか。実は最近法律は改定されたものの、現在でもかなりこき使われているメイドさんがいるようです。

我々がよく耳にする「週休2日」などというのはメイドさんの世界ではあり得ません。多くて「週休1日」。中には「月休2日」「月休1日」「休みなし」(?)というご家庭もあります。シンガポールでは一般的に中国人家庭やインド人家庭では休みが少なく、外国人家庭ではしっかりと週休1日休めるというのがメイドさん間での印象みたいです。

そんな中、我が家では「月休5日」という好条件でまずは雇いました。というのも、私が土日働いていることもあり、その場合は一般的にメイドさんの休みとなる日曜日でも子供たちの世話をしてもらわないといけないことがあったので、基本的には毎週日曜日休みにしておいて、私が日曜日働く日は前日の土曜日を休みにしてもらい、さらにもう一日別の土曜日も休みにしていました。

このように各々の家庭内でメイドさん自身との交渉によって様々な条件の違いが出てきます。

それにしても「月休5日」なんていうメイドさんはおそらくシンガポール中探しても他になかったと思います。これが後々いろいろなトラブルの原因となることはまだ誰も知らなかった….

シリーズは続く。

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