3.17.2015

How to Hug a Porcupine(その10)

サンドイッチ法実践例を紹介。

まずは失敗偏。我が家の長男くん、ゲームに熱中しすぎて夕食の時間に呼んでも呼んでもダイニングルームに下りてこないという問題あり。これはもう生まれてからずっと(?)続いている問題。食事の時間も長く、1-2歳台の頃は2時間かかることもありました。さて、11歳にもなって夕食にくるのが遅いのは大問題。作ってくれた人に失礼だし、ご飯は冷めるし、家族団らんができません。

ということでサンドイッチ法。これはゲームに熱中している真っ最中、ご飯に呼んでも下りてこなかったので、再び2階に呼びに行ったときのこと。

私:二学期の成績が上がってきているから来年中学に入ってもまず大丈夫だね(パン1)。でも相変わらずご飯にくるのが遅いから、お母さんとしては一緒にご飯が食べられなくてとても残念(中味)。今度からゲームをすぐにやめる努力をしてもらえるともっと夕食を美味しく食べられると思うのだけど(パン2)
長男くん:(ゲームに熱中していて、ノーコメント。は?と聞き返した上でしばらくしてから)お母さん、言っていることが分からないよ
私:(チーン)

反省点その1:タイミングが悪い。熱中しているときに長ったらしく言っても効果なしd
反省点その2:「でも」を入れてしまった
反省点その3:パン1と中味があまりにも無関係のトピックだったため全体的にちぐはぐな意味合いになってしまった

さて次は半成功例。

我が家の次男くん、やたらとお兄ちゃんをいじめます。小さい頃からこの傾向があり、お兄ちゃんに対して暴力が増す一方でした。当時は大人全員でお兄ちゃんに「抵抗しなさい」「やられたらやり返しなさい」と少々行き過ぎた指導をするほどでした。現在では実際の暴力に加えて言葉の暴力も加わり、「デブ」「足がくさい」「部屋に入るな」などなど、我が家の兄弟喧嘩の発端はすべてここにあります。

ということでサンドイッチ法。これは次男くん+私の二人でキングサイズベッドにゆったり寝ようとしていたまさに就寝直前。部屋を暗くしてから。

私:いつも漢字のお勉強を頑張っているからテストで100点とってきて偉いね(パン1)。お兄ちゃんは弟のことが大好きで毎日仲良くしたいと思っているのに、お母さんとしてはもっとお兄ちゃんのいいところを大事にしてくれる弟だと安心できるよ(中味)。世界で二人きりの兄弟だから、仲良くできたらもっと助け合えて毎日楽しくなると思うよ(パン2)。
次男くん:(私の話を聞いて暗闇の中でしくしく泣いている)
私:なぜお兄ちゃんをいじめてしまうのか二人で考えてみたいと思うの。なんでだと思う?
次男くん:分からないよ、エーーン。

という感じで、いつもはあまりしんみりしない弟くんが泣いてしまいました。その後の会話では別に結論が出たわけではありません(むしろ二人で眠ってしまった)。ただ、弟くんがしっかりと私の話を聞き、泣いてしまったのは、少しは反省したからではないでしょうか。

一回や二回で急に変化があるとは思えませんが、少しずつサンドイッチ法で物申して行くよう努力していこうかと。みなさんも是非お試しあれ。

さてここで「ハリネズミ」シリーズ約3分の1終了。そしていったん休止します笑。評判がよければあとの3分の2も頑張りたいと思います。

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