8.26.2012

メイドさん(その8)

メイドさんシリーズ。

というわけでシンガポール労働省から規定違反のため$5000支払いのお達しが送られてくる中、私のケースが最終的にどのように収束したかといいますと。

まず、なんと契約時に私はSecurity Bondの保険に入っていました(知らずに)。保険代は$53。私は生来いい加減な性格なので保険加入する際に細かいものをあまりに見ずに「雰囲気で」加入します。メイドさんの契約時にメイドさん自身の医療保険に加入してあげるのですが、その際にSecurity Bond Protection $53という項目があったので、「え~い、どうせだから申し込んでしまえ~」と加入したのでした。むろん、何をprotectしてくれるのか当時はまったく知らず。

それは$5000のSecurity Bondの支払い義務が生じた場合に保険会社が代わりに支払ってくれるというものでした。

これを知ったときほど「保険ってありがたい....」と感じたことはありません。

後で分かったことですが、私は警察に届けたり、メイドさん直筆のメモを証拠として提出したので$5000がディスカウント(?)されて$2500になっていました。嬉しいような、どうでもいいような(保険でカバーされるから)。

ちなみに、メイド雇用の大先輩、ちまたのシンガポール人はどのようにしてこのSecurity Bondの支払い義務が生じないように工夫しているのでしょうか。
1.パスポート剥奪。雇用開始と同時に雇用主がメイドさんのパスポートを管理します。アメリカで育った私からすれば「えぇ、他人のパスポートを取り上げるの?!」と信じられない行為ですが、99%の雇用主はこのようにしています。
2.ピル服用歓迎(強制?)。妊娠予防のため。
3.厳しい門限管理。私個人は自分が日曜日が休みだったりすると、土曜日の夜から月曜日の朝まで自由にしてよいと考えがちです。それが通常メイドさんの場合は、日曜日の午前中から夜(門限)までしか自由時間となりません。誰も言わないけど、外でS○Xして来ないように昼間しか自由にしていないと考えられます。しかし、ちょっと前に日曜日の昼間に彼氏と安ホテルで「営んでいた」メイドさんが殺される事件がありましたので、昼間でも可能といえば可能なのだけど。
4.ちょっと話は違いますが、外出の度に雇用主がメイドさんのバッグの中身をチェックして家から小さなものを盗み出していないか確認するご家庭もあります。

人権と自由の国アメリカで育った私からすれば理解不能な部分多々あり。

それでもメイドさんシリーズは続く。

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