8.28.2012

メイドさん(その9)

大人気シリーズ第9弾。

そんなこんなで$2500を支払う必要はなくなったけど(保険バンザイ)、その後失踪したメイドさんはどうなったのでしょうか。

もちろん失踪したままです。

シンガポール国境管理局に寄りますと、このメイドさんが正規のパスポートでマレーシアに出国したという記録はありません。不法出国した、あるいは現在もシンガポールにいるのか?いったん雇用主のもとから逃げたメイドさんは警察に届けられ、シンガポール出入国は今後一切禁じられます。もちろん今後シンガポール国内での労働も不可能です。

逃げる前にちゃんと話し合って、あちらから×○×○の理由で契約満了できないと言われれば、私も喜んで円満解雇していました。そうすれば彼女は今後もシンガポールに出入りできたのでしょうに。本当に残念です。

そして後々母といろいろ話し合って一つ気づいたことがあります。実は毎月我々の食費として$800(米・酒を抜いた金額)を渡してそれの管理をメイドさんに任せてあったのですが、以前も書いたように我々の食事量は一年間極めて少量でした。長男がお代わりを頼んでも出てくることはありませんでした。メイドさんが不在となり母と私でスーパーに買い物に行くようになり、$800あればどれだけの食材が買えるのかを知り得たときに、彼女が毎月の食費の半分くらいを自分のものにしていたことに気付きました。足りない足りないと言われ続け、一年かけて食費をどんどん増やしていったにも関わらず(最初は$500でやりくりをお願いしていた)、食事量が増えなかったので実に不可解だったですが、それを追求しなかったのが敗因でした。

さて、実に貴重な学習ポイントが様々ある今回の諸経験。そこからどうやって生活を立て直すのか?

次回に続く。


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