2.11.2014

多忙ママの子育て工夫(その1)

平日のみならず週末や夜間など不規則なスケジュールで働いているお母さんたちは一体その間子供たちをどうしているのでしょうか。ベビーシッター、親、パートナー、夜間保育などたくさんの選択肢がありそうですが、我が家は基本的に「メイドさん+各種エンターテイメント+私ができるだけ早く帰る」という三本立てです。

残念ながら子供の世話に関してはあまり期待できない我が家のメイドさん。子供たちがいかに楽しく過ごせるか工夫しながらいろいろなアクティビティを提案する....なんて絶対にあり得ません。期待できるのは、食事の世話+シャワー監視(+いつもの家事全般)。寝かしつけに関しても期待できません(寝る時間に帰宅すると、ほとんど無法地帯みたいになっている)。

というふうに彼女の得手不得手をよくよく分析していくと、まずは子供たちを飽きさせないエンターテイメントを考えないことには、結局私の不在中子供たちはずっとテレビを観ることになります。出勤前に私は毎度毎度ホワイトボードにその日可能なアクティビティを次のように制限時間も含めて書き出します(毎回すべてではない)。

[例]
  • テレビ 1時間
  • Apple TVでダウンロードした映画 2時間
  • iPad 1時間
  • 近所の映画館で映画を観に行く 2時間
  • 午後x時から近所のお友達のおうちに遊びにいく 3時間
  • お絵描き 2時間
  • コンド内の遊具で遊ぶ 1時間
  • 人生ゲームやMonopoly 2時間
  • プール 2時間 など

我が家ですでに2年も住み込みで働いているにも関わらず、私が上記のアクティビティの選択肢を出勤前に書き出していかないと彼女は思いつかないらしく、現在でも書くのを忘れると子供たちは一日中つまらないこと(=テレビ)をしています。機転の利く人だと働き始めて1ヶ月くらいで上記リストが頭の中で入っていて、臨機応変に対応してくれそうですが、我が家のメイドさんは食事のメニューと一緒で、残念ながらその発想力が欠如しています。ちなみに、すべてのフィリピン人のメイドさんがこうではなく、ご家庭によっては、子供の相手は抜群にうまいが、家事が下手!料理がまずい!という方もいらっしゃるそうです。

そして「勉強をさせておいてください」と曖昧にしておくと子供たちは「勉強はすでにやった」と言い張って彼女をだましにかかります。ので、現在は可能な限り英語と日本語で勉強する項目を書き出し、一つの項目に対して子供たちはノートなりプリントなりを彼女に提示しないといけないシステムを考案しています。また、「ピアノを練習させておいてください」と曖昧にしておくと子供たちは1分弾いただけで「やった」と言い張ります。ので、タイマーを15分に設定し、その15分間はピアノの座りっぱなしにさせておくよう指導します。

さらに、「早く寝ろぉぉぉぉ」とせかさないといつまでも床に入らない二人なのに、なぜか彼女は彼らは勝手に寝ると思い込んでいるらしく、彼らがまだ起きているうちから自分の部屋に引っ込んでしまいます。理由は不明。最初のうちは何度か注意してみましたが、何度言っても結果が同じなので最近は私も諦め気味。というわけで三本立ての最後「できるだけ早く帰ろう」という結論。むろん、夜勤でも職場を離れられないママですと、こうもいかないのでしょうけれども、幸い私の夜勤は途中から家に帰ってもよい勤務状況なので、私は誰よりも早く仕事を片付けて早く帰路につくように心掛けています。目指すは彼らの推定就寝時間。

次回はエンターテイメント各種の工夫や落とし穴。私が不在の中行われるエンターテイメント、子供たちには時間を楽しく有効に使ってもらいたい反面、私は各々のリスクマネジメントまで考えなければなりません。


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