11.11.2014

家のこと(その8)

タイの物価が安いおかげで今夏から家計に余裕が出ると思っていました。初の発展途上国生活、これで私もイギリス女王(?)のような生活が約束されているのだ…..

しかし現実は厳しい。

実際にきてみると実はシンガポール時代と月々の出費が変わらない!雑誌や本で読む限り、バンコクの安い物価を求めて日本の年金生活者がどんどん長期滞在を目的に入国しているとか。みなさん、きっとだまされています!

確かに「まあまあの利用価値」のものだったら安いものがたくさんあります。

1. まあまあのメイドさん:タイ語しかしゃべれない、メイド経験が少ない、遅刻する
2. まあまあの運転手さん:タイ語しかしゃべれない、運転が下手、イライラしやすい、地図が読めない、バンコクの抜け道を知らない、遅刻する
3. まあまあの生鮮食品:安いけどおいしくない、たまに腐っている、混雑した中命がけでショッピング
4. まあまあのインターネット環境:遅い、止まる、雨の日は利用できない、香港で回線が切断された(?)から修理するまでの2週間は海外ベースのサイトが遅い(実体験)
5. まあまあのバッグ:母が地元マーケットで購入してきた1000円未満の籠バッグはあまり可愛くなかった
6. まあまあの電化製品:2度利用しただけでショートしたグリルセット(実体験)、ぐるぐるまわっている間に爆発した扇風機(実体験)

実際に一貫して安いものもあります。中級ホテル代、タクシー代、電気代、地元のレストラン代、テニスの個人レッスン代、JALでサンディエゴまでの往復飛行機代(これが一番嬉しかった)。

数々の苦い体験を通して私個人的には「まあまあのもの」は回避するようになりました。確かにもともとは安いけど、それを利用するために自ら投資する時間とエネルギーを足すと、もはや安い買い物ではなくなるのです。

ということで我が家では、
1. 最高のメイドさん:これは少し褒め過ぎですが、少なくとも我が家の条件に合っている。子供たちとのやりとりが必要なので、英語は必須。給料高め
2. 最高の運転手さん:これは妥当な褒め言葉かも。彼はこれだけの給料を出す価値があります。給料高め
3. 信頼できる生鮮食品:タイで感染性胃腸炎になる旅行者がまだたくさんいます。信頼できる新鮮な肉や魚を買っています
4. 速度十分のインターネット環境:しかし雨の日はあきらめる
5. バッグ:タイにきてまだ買い物はしてないけど、買うとしたらJim Thompsonかな笑
6. 電化製品:陳列されている中でも一番高そうなものを買います。爆発した扇風機は1000バーツだったけど、その次はきちんと4000バーツのものを購入

(ちなみに、扇風機はその後運転手さんの知恵で爆発したパーツを100バーツで取り替えて現在は復活している。しかし怖くてあまり利用していない)

結論:どこまで譲歩できるかは個人の許容範囲に大きく左右される。日本から来ている年金生活者の方々も、期待している安価な生活を送るにはある程度譲歩する部分が多いと思う。

私は期待値が「イギリス女王並みの便利な生活」だったから、生活費も「イギリス女王並みの生活費」がかかっている(多少おおげさな部分があるかもしれませんが、どうかお許しを)。

お金の話はここまで。

次回は家(家屋)の話。

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