11.09.2014

家のこと(その6)

さて我が家では日常的にスーパーで買い物するのはメイドさんの仕事です。彼女はその長年の経験から買い物するスーパーや屋台を取捨選択しているよう。どうやら魚類やタイの野菜は近所の屋台で購入し、その他のもの(外国の野菜や肉類)は近所のスーパーがよいと判断しているようです。その判断は彼女に任せています。

タイに住んだことのある方はみなさん口を揃えて「物価が安い!」と言います。大雑把にいうと、日本に比べると家賃は1/3、素ラーメン(に相当するもの)1/3、ガソリン1/2、バス代1/4、スターバックスのコーヒー1/2くらいでしょうか。

ということで私はこちらに引越してきて食費が1/3-1/2くらいになるのを楽しみにしていました。

シンガポールはあの通り「小さな島国」ですから、食料の大半は周辺国に頼っています。スーパーで買い物していても「マレーシア産」「インドネシア産」「中国産」の魚、肉、野菜が目立ち、食料自給率1割未満の国です。どうやら80年台から農用地が減っていき現在のように「極輸入依存国」になってしまったよう。

逆にタイ王国。シンガポールより国土が断然広く、同じように温暖な気候に恵まれています。種を植えれば育ちます。穀物自給率160%という報告があるように、全体の食料自給率も100%超です。

来泰してすぐに気づいたこと。生鮮食品がとても美味しい。私はシンガポールにいた4年間で豚肉と鶏肉がだんだんと食べられなくてなってきていて、「年か?」と考えていました。ここタイにきて気づいたのが、新鮮な豚肉鶏肉だったらまだ十分に食べられるのだ!ということ。また、野菜も自国産のフレッシュなものが多いのが嬉しい。我が家の「ほうれん草」はおひたしに使えるけど、見た目は日本のほうれん草とはまったく違います(写真)。毎日食べる白米に関してもカリフォルニア産のお米よりも美味しい(と私は思う)、チェンマイ産の日本米で十分です。シンガポール時代は日本からの輸入米を食べていたことを思うとだいぶ月々のお米代は下がったはず。まだまだ開拓の余地があり、安価なものを発掘できそうです。

我が家の「ほうれん草」
日本のほうれん草よりも葉っぱは小さいのですが、なんとおひたしにすると味は一緒!
さて、輸入に頼らず、フレッシュな生鮮食品が豊富なタイでの我が家の食費はどうなったのでしょうか。他の物価通り食費も「?分の一」の出費となって我が家のお財布は喜んでいるのでしょうか。

次回に続く。

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