11.05.2014

家のこと(その5)

シンガポールで大人気だったメイドさんネタ。

食費を盗まれていた話失踪・逃亡した話詐欺に遭った話などいろいろありました。

今回はバンコクで雇っている住み込みメイドさん(タイ人、写真は前回エントリー内)の紹介をします。

幸い、現在のところみなさんが喜ぶようなネタはありません(安堵のためいき)。

以前の雇用主(インド系アメリカ人)に11年間雇われ、この度その雇用主がアメリカに帰ることになったため彼女はこの夏ちょうど新しい職を探していました。彼女と会う前に私はその雇用主さんとも電話で話し、お墨付きをもらっていました。今までの各雇用主宅で長期に渡って働いていたようです。年齢はかなり上ですが(60歳以上)、確実に経験値は高いはず。

我々が住んでいる地域はバンコクより北にある少し特殊な地域で、一軒家が多い特徴があります。バンコク市内で働き慣れているメイドさんはこの地域では働きたがらないという話もあります。

その理由が、「家の中に階段があって、庭もあって、敷地面積が広すぎるから」。

バンコク市内の駐在員は大多数が高層マンションに住んでいるので、部屋に入ってしまえば「平屋」ですが、我が家は2階建てだし、他のおうちは3階建てやら4階建てやら。庭は幸い庭師さんが週に2,3回手入れをしているのでメイドさんはノータッチ。しかしながら外をほうきではいたり、ごみ捨てをしたりと結構メイドさんの行動範囲は広いはずです。

家はやたらと広く、トイレの数も無駄に多い。子供の宿題の世話をしながら、毎晩おいしいご飯を作り、さらにこの広い家をきれいにしなければならないとなると、慣れているメイドさんでないと気後れしてしまうのでしょう。

さて帰宅後に飲むビールと食べるご飯だけを楽しみに生きている私にとって、お料理が上手な人は必須。シンガポール時代の二人のメイドさんは栗原はるみさんの料理本(英語)を渡して料理をしてもらっていました。二人目の方かなり投資してお料理学校に通ってもらいました。今回の方はもともとタイ料理、インド料理、簡単な西洋料理などのお墨付きをもらっていたので、かなり期待できました。

そして世界最強助っ人の母に来泰依頼し、7週間日本の家庭料理特訓をしました。煮魚、炊き込みご飯、酢の物、カレー、ぎょうざ、とんかつ、えびフライ、竜田揚げなどなどなど。やはりもともと料理上手な方ですから、めきめきと力をつけていき、現在では最強助っ人と同じくらいの力を発揮しています。まだたった一つたまにできないのが、「組み合わせ」です。例えばしょうゆ味のお魚の日はしょうゆ味のおひたしにせずに酢の物に変える、などという細かいコンビネーションはまだ勉強中。しかし確実に最強の料理人に育ちつつあります。今後は「おつまみ」の概念を教え込み、座ったらまずビールと一緒に「お通し」が出るように仕込む予定(←完全にオヤジ化)。

周囲にはフィリピン人やミャンマー人のメイドさんを雇っているご家庭が多いのですが、私はやはりタイ人のメイドさんにしてよかったと思います。まず、ビザの心配がない!周囲のフィリピン人メイドさんたちは決まった間隔で国外に出て「観光ビザ」を更新しています。短い人だと2週間に一度カンボジアやミャンマーの国境越えをしているとか。聞いているだけで面倒くさそう。

あと、タイに住んでいて一番楽しいのはこちらの言葉や文化を学ぶことです。タイ人のメイドさんだと日常的にあちらこちらで子供たちにいろいろと教え込んでいるので助かります。今週はタイ各地でLoy Krathongという灯篭流しが行われるのですが、それについての情報をくれました。あと、子供たちに「ご飯だよ!」「早く!」というときはタイ語で言っています。

最後に、こちらの公共料金の請求書を読解してくれる!「これは電気代」「これは水道代」など。支払いにも行ってくれるので多忙ママは助かります。水道代が非常に高いということで(と請求書に書いてあった)、水漏れの部分の修理を依頼したこともありました。こういうときに助かっています。

以上、バンコク二人三脚ならぬ、三人六脚生活。どこの国でも周囲に助けられてなんとか暮らしていっています。

次回、我が家の食費について。

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