12.16.2014

ADHD的な子供をもって(その9)

シンガポールからバンコクに引越すにあたり、行き先の新しい学校に願書を提出するわけですが、これに「セラピーに通った既往歴がある」と素直に書き込みました(情報開示賛成派だから)。

すると夏休み中に学校側から気になる手紙が。

「入学は許可しますが、半年間の観察処分とします」

まだ何も悪いことをしていないのに入学前から「観察処分」?!

しかも最近はだいぶよくなって人前ではほとんど影響がなくなってきたのに?!

この場合の観察処分とは、学校での生徒の学習態度を入学後半年で担任、校長、カウンセラーの先生が話し合い、ひどい場合は強制退学にできるという制度です。

しかし、今度はこちらも強気です。2年ほど前の絶不調だったときよりも親として自信が出た私は、「はいはい、どうぞどうぞ」みたいな感じで観察処分という条件つきの入学を受け入れました。

そして入学して半年もたたない先週。ちょうどこのブログシリーズを書いている時期と重なるという好タイミングに、学校のカウンセラーから早朝に電話がありました。

学校から電話があるときはだいたい状況はよくありません。特にカウンセラーからの電話となるとなんだか怖い感じ。おそるおそる用件を聞くと、「ご安心ください。観察処分が解かれました」。なんと先生方全員意見一致で、彼は問題なく学校生活が送れると判断され、半年を待たずに観察処分の対象ではなくなり、強制退学の可能性もなくなったとのことです。

自信満々で観察処分を受け入れたつもりだったのに、実際に解かれてこんなに安心している私はやはりまだまだ小物☆。

シリーズ終了。ご声援ありがとうございました。最後に最近の写真を紹介。
理科の授業中。授業妨害とはもう無縁となりましたが、
'too passionate' と言われることが多く、どうやら彼は最近「熱心すぎる」らしい。
今もたまに挙手するのを忘れてしまう。これはもう性格の問題でしょう.....

グループワークはあまり得意ではないらしい(私もあまり好きではない)。
好きではなくてもなんとかこなせるようになったようです。

このように少人数グループでの学習のほうが好きだとか。

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