3.27.2015

友人関係(その2)

長男くんがタイで初めて家に連れてきたお友達が、いわゆる上流階級のおぼっちゃまだったという話の続き。

私は差別なんてしません!上流階級のおぼっちゃまだろうと差別しないで迎え入れますよ(←ひがみ)!

冗談はさておき。

そのお友達XYZくんのお母さんとも電話番号を交換し合い、出だし上々。その後長男くんとその友人XYZくんはパソコンのゲームを一緒にしたり、チェスをしたり。学校のクラスも同じなので毎日会う仲なわけです。

そこで小事件発生。ある日長男くんが寝る前に泣き始めました。一日の中で一番静かで落ち着く時間帯に緊張がほぐれて涙腺が緩んだのでしょうか。よくよく話を聞いてみるとその日XYZくんに突然絶交宣言をされたそうです。どうやらXYZくんは昔からこの学校でタイ人のお友達グループに「所属」していて、その中の他のタイ人男子たちがうちの長男くんのことを受け入れなかったらしいのです。しばらく長男くんをかばってくれていたXYZくんですが、ついに疲れたのか、peer pressureに負けてグループの言うことを聞き入れ、うちの長男くんとは決別したそうです。

このネチネチ感、中学生の女子の話ではありません。小学男子です。

私はこのとき「タイもアジア、イジメ文化なのだな」と気づいたわけですが、日本の小学校よりもネチネチしているかもしれないと思いました。ちなみに、peer pressureという表現は英語社会でよく聞く表現で、日本語に訳すと「周囲の圧力」とされています。つまりは同僚や友人から受けるプレッシャーのことです。「みんながタバコを吸っているから、自分も吸わなきゃ」という精神のことです。

その夜私はじっくりと長男くんの話を聞き、やっとできた友人が「もう友達じゃない」と言ったことに対する長男くんの悔しさ、悲しさ、むなしさなどが伝わってきました。その日の結論は、とにかくちょっと様子を見ようということになりました。決別宣言があまりにも急だったので、もしかしたら明日になったら何か変化があるかもしれないと期待したのでした。

(本当はXYZくんのお母さんにメールでもして仲直りを仲介しようと思ったのですが、それを今回はぐっとこらえました)

つづく。

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