8.01.2012

ロンドンの運転手

7月14日に書いたもの。

イギリスはロンドンから書いています。現在はUniversity of Surreyという大学施設に宿泊しながらキャンパス内で航空医学の勉強に来ています。明日から6日間のコース。

さてロンドンのヒースロー空港から運転して30分くらいのところにあるこのキャンパスに来るにはいくつかの方法があるのですが、私は送迎サービスをお願いしました。値段は張るけど、13時間のフライトの後に知らない土地で重い荷物を持って自分一人で地下鉄やら電車やらバスを使うとなるとちょっと気が引けます。

オリンピック色の濃いロンドン。空港のセキュリティも強化されています。そのおかげで入国に1時間ほどかかり、外に出てみるとお迎えのお兄さんが見当たりません。やっと会えたと思ったら、一言目から不満(あっちが)。
相手:遅いですね。
私:入国と荷物に時間がかかったものですから。あと、飛行機も少し遅れました。
相手:飛行機は10分しか遅れていません。待たされたので15ポンド払ってもらいます。
私:遅れたのは私のせいではありません。
相手:私のせいでもありません。こっちは次の仕事が入っているんだ。
私:でも15ポンドなんて聞いていません。送迎会社に電話して相談します。
相手:今電話しますから相談してください。

(結局会社側から駐車場代の5ポンドを支払うよう命じられ、シンガポールドルでもよいと言われて私も落ち着く。でも、こんな態度のお兄さんと一緒に30分も車に乗っているのはイヤな気持ちです。)
しかも到着寸前。
私:(もともとお願いしてあった到着場所から運転して1分くらいのところを地図で指さしながら)ここに連れて行ってください。
相手:(ためいき)できません。もともとの指定した場所にしか降ろせません。

と言われ、小ぶりの雨の中、広い大学のキャンパス内の実際の目的地ではない場所で降ろされました。何のための送迎だろう….と思いつつ送迎会社に電話して帰りは違う運転手にするよう要請しました。ちなみに、5ポンドは払おうと思って用意してありましたが、直前の態度に驚き、渡さずに車を降りました。

片道50ポンドほど支払っているものだから、こちらとしては日本で出会うような、かしこまった丁寧な運転手(白い手袋があればなおよし)を期待していましたが、またまた外国のサービス精神欠如を目の当たりにしてしまいました。日本のサービスを外国で期待してはいけないと分かっているものの、毎度毎度だまされる私。

帰りは気分よく帰れるといいなぁ。

8月1日追記:帰りはさわやかなお兄さんに送られとても気分よくロンドンから出発できました。会社側としては「この客は文句を言うから一番さわやかなヤツを送り込んでやれ」と考えたのでしょう。非常に助かりました。

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