4.23.2015

タイに住めるか住めないか(その4)

自分はタイに住めないかもしれないと思い始めているみなさま:まだ続きます。

みなさんは何かを「修理」したことはありますか。パソコン、クーラー、車の修理などいろいろと「修理」したことがあると思います。「修理」とはどういうものでしょうか。壊れたものが直ってくることだと理解していますか。

私の経験上、タイでいう「修理」は次のような定義です:
壊れたものが、
(1)いったんさらに壊れ
(2)次第によくなるけど
(3)決して完璧にはならない。

3つの要素が必要な「タイ式修理」。実例で詳しく説明しましょう。

引越したときから壊れていたキッチンの蛇口。蛇口から3割ほどの水がもれるものだから、もったいないし、実際に使える水の水圧も低い!引渡しの日からこの状態なのはまったく信じられません。通常日本で家を引き渡すときはわりとよい状態にして引き渡すのが常識ですが、この家主は「壊れたままで引渡し、文句を言われたらそのつど直そう」と思うみたい。

というわけで、だだもれ蛇口を直してもらうことに。何日経っても修理のおじさんが来ません。数日経過してやっと来たと思ったら、「パーツを購入してくる」とまた数日いなくなり。数日経過してやっと戻ってきたら、今度は「修理した」と言ってさらに漏れる状態にして帰宅していきました(上記(1)さらに壊れた状態)。

「まだもれる」と文句をいうと、また数日経過して修理のおじさんが来たと思ったら、「パーツを購入してくる」とまた数日いなくなり(ここらへん上の段落のコピペね)。数日経過してやっと戻ってきたら、今度は漏れだけは直して帰ってくれました。上記(2)の状態。

漏れは直ったけど、蛇口の状態は次の通り:
上記(3)決して完璧ではない状態。なぜ蛇口をまわすとレバーハンドルまでもがまわるのか。このようにもともとの問題は修理してくれましたが、今回のようにほかの問題が生じることがあります。ただし、二次的な問題があまり重大ではない場合、このまま放置されることが大半。

まあ、「タイ式修理」の普通の行程を踏めてよかった。

と思っていたら先週ついに蛇口が壊れました。さて修理のおじさんを呼ぶとするか。(1)の行程からやり直しです。

みなさん、タイに住めるか住めないか。

続く。

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